ふくおか森づくり日記

ふくおか森づくりネットワークのブログ

2007年05月

芽吹き8

ichou415.jpg

イチョウ 4月15日撮影

芽吹きが面白いと思ったきっかけは、イチョウの葉を見たとき。
開き始めのやわらかく、瑞々しい様子が
生まれたての人間の赤ちゃんのように見え、
そのかわいさに魅了されてしまったのだ。

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【あぶらやま:カケ】

救命救急講習

森づくり活動は野外での活動なので多くの団体が
救命救急に関する活動をプログラムにいれたり
外部での受講を勧めている。
ふく森でもリスクマネジメント講座を昨年度実施した。

ふと気がつくと救命処置のガイドラインが変わってから後
消防局の救命救急講習を受講していない。
また活動日はまだしも自宅で倒れたら誰も
心肺蘇生してくれそうにない。
土曜開催を見つけ速攻申し込む。
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講師は消防局の方3名に加え地元消防団
団員の方3名がボランティアで務めてくださる。
受講者は30名ほどで盛況。3班に分かれる。

プログラム
1.ビデオで救命救急は命をつなぐリレーの第一走者と
 説明。
2.心肺蘇生の流れのデモンストレーションを見学し
 班に分かれて実技
3.AEDがあるという想定で班で再度デモンストレーション+実技
4.止血の方法説明
5.異物をのみこんだときの対応説明
6.質疑

写真は3。
地域での講習らしく博多にわかのように温かく
落ち着いて周囲に助けを求める受講者の方がおられる。
A「あら、誰か倒れとんしゃるばい
  もしもし、あなたどうしござったとな。
  こりゃ 息が止まっとうごとある。
  もーし、あなたBさん 119番通報頼みます。
  もーし、あなたCさん AEDばもってきちゃらんね。」
B「通報しますが、ここはどこですな。」
A「ここは○○公民館ですたい。」
C「AEDばもってきました。」

AEDは音声で次はこれをして、次はこれ、と言ってくれる。
「機械によって言い方が違うときがありますが
 落ち着いて聞いて従えば大丈夫ですよ」
「人を呼んで助けを求めると一人でするより
 対応が早くなることが多いですよ。」
講師の皆様本当にありがとうございました。

年長の同行者は、講習終了証をもらって大喜び。
すぐ名前を書き入れていた。
img20070521_1.jpg

2,3年ごとに再受講しようとあるよ。
来年また行こうね。

福岡市消防局のホームページ http://119.city.fukuoka.jp/
には詳しく受講日程が掲載されています。
昨年度より今年度は開催回数が増えたようです。

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【森を育てる会 しばりん】

「油山のフデリンドウ」

身の回りの平野部や街中では、春になると菜の花をはじめ、たくさんの花々が咲きほこる。
山里では、多くの樹木は5月に入ってから咲き始める。まだ、花の少ない桜の時期、落葉の中にこの花を見るけると「ほっ」とする。カタクリやマツタケなど林床の草刈などの世話をしっかりしないと維持できない貴重な植物群落の話は、ときどき聞きますが油山では、このフデリンドウがその1つじゃないでしょうか。
放置して 藪化→樹林 すると消滅してします。また、今年も見ることができました。
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【森を育てる会 鎌田 隆】

森を知るためのいろいろ

英彦山ではブナ林の中でシャクナゲが咲いていた。
img20070519.jpg


はじめて森を育てる会に参加したときの動機は
観察会が活動メニューにあったからだった。

観察から保全作業にも目が向くようになると
保全活動の中で「なぜこれやるの?」が出てきた。
活動そのものの中に直接の回答が得られなかったとき
油山自然観察の森主催、または外部のいろんな講座を
聞くようになった。

本を読んでも知識がないとするする頭にはいって
こないことがあるが、講座では図や絵や現地見学を
ツールとして講師が語ってくださるので本より
はるかにわかりやすいことが多い。

あ~こうすれば森会の保全ももっとうまくいくのではと
ヒントをもらって、走って帰って会のみんなに
提案し、「うん」とか「え~」とか言い合いながら
いくつかは活動に取り入れてもらった。
そのひとつが保全のための調査で、なんのことはない
ある意味また観察というふりだしの今度は新たな
ステージにもどったのだが。

ということもあり、福岡では自然についての社会教育施設が
多くはないこともあり、講座情報を聞くと 人にふれまわる。

前置きが長くなりましたが
福岡市東区の九州産業大学を会場として
5月下旬から7月末まで6回の景観セミナーが
開催されるそうです。

景観セミナー/レクチャーシリーズ Summer 2007
会場  : 九州産業大学景観研究センター会議室(23号館4階)
参加費 : 無料(全6回とも)
開催日 : 金曜日または土曜日
うち、6/9(土)は景観生態学会の公開セミナーを兼ねています。

詳細はこちら
http://www.ip.kyusan-u.ac.jp/J/landscape/info.htm

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【森を育てる会 しばりん】

シカに会ったわけ

連休前半いい陽気にさそわれ英彦山へ。
目的は鬼杉見物。
修験の山らしい大きな木。

林道沿いに伐採跡地に植樹した杉がみえる。
img20070518.jpg

苗木はビニール袋?のようなもので覆われている。
さらに植林地全体をネットで囲んでいる。
シカの食害から守るためなのだろう。
シカ被害防護資材っていろいろあるんだな。

帰宅後、この風景からおされるように
「世界遺産をシカが喰う」
という本を開く。
「世界遺産」とは屋久島のことだがむしろ
日本全国のシカ被害の現況やそれが起こった
原因などについての俯瞰的な内容。

1章で、有史以来の人とシカのかかわりの歴史を記述。
2章では国内でシカの個体数モニタリング調査の先鞭を
つけた北海道で、被害の推移、調査手法の変遷
などについて触れられている。
4章では大台ケ原に住む方から シカを中心に
すえながら、地域社会がここ60年でどのように
変化してきたかの報告。
6章では森の再生のためにはシカの個体数管理
とあわせササ刈りという植生管理
を続ける必要があることを示し自然・生態系を
広く見ながら管理をすすめる必要をわかりやすいグラフで説明。
8章では屋久島を事例に地域の生態系管理のために
不十分な証拠のもとでの地域の合意形成の必要性
について触れている。
他の章もみんなすばらしいが、特に「はじめに」の
日本が外国の森林や農産物を過剰利用し
国内の農山村を利用不足としている背景には
プラザ合意があるという経済の視点に示される
広い問題理解へのアプローチとにナルホド、とひざを打つ感がある。

ここのところ山でシカにあい、林床が妙にさっぱりしていることに
首をひねってきたがその背景をとてもわかりやすく解き
これからを考える道筋をつけていただいたような1冊だった。
シカという切口から森林そして広く環境問題を考える超オススメ本です。

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