昨春のある休日。
前日、森を育てる会で30名の外部参加者をお迎えした
保全ボランティア体験行事はケガもなく楽しく終わり、ゆったり。

と、ぐらりゆれを感じ、屋外に(とび)出、
戻ってテレビを最大音量。
屋外から地震規模を聞きつつ そういえば外出中の同居人連は?
同時に頭に浮かんだのは
昨日の受け入れ行事中だったら、、どうしただろう?

「地震、そのとき博物館は
 福岡県西方沖地震における
 県内博物館の被災に関する報告書 2005」
  編集 福岡県博物館協議会
  発行 (株)文化環境研究所

は博物館のそのときのさまざま、その後講じた対策等についての報告です。
福岡県立美術館ホームページにアップされました。
画像によって重め、軽めのダウンロード選択が可能です。
保全ボランティアの私たちにとっても
参考になる事例がたくさん報告されています。

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【森を育てる会 しばりん】
内容は地震から半年の2005年秋
関係者の記憶を呼び覚まし
体験共有と学習を、との思いて゛開催された
同題シンポジウムを元にしています。
県内5館の博物館の被災報告
それにつづくディスカッションという構成。

来館者の安全な誘導、所蔵品を含めた内部状況の把握、
休館の決断、それらをささえた指揮・連絡
ワークショップ中の子供たちへの学生さんの対応、
外部からの情報収集、経営、平常時の備え、
等々関係者の営為について触れられています。

ところで「行事中だったらどうすれは゛よかったのか」
安全確保ののち ラジオで外部状況を把握
中止・続行にかかわる判断ののち、帰宅可能性にかかわる
情報を参加者に提供する、といったところでしょうか。

平常時からの備え。
心し、備えの機会を活動に組み込み、着実にもつ、
とありたいものです。