鬼杉見物に行った日シカの食害から杉をガードしている場所の
もう1枚のアングル。
img20070525.jpg

植林地、若い杉林、二次林という日本の森のいろいろが
1枚の中に偶然納まっている。

ところで今年の冬の心残りは ジビエ試食会に行けなかったこと。
せっかく格安だったようなのに、何かと取り紛れて残念無念。
サラミソーセージとか食べたかったなあ。

と話をしていたら知人がシカ肉のネット販売を
教えてくれた。
ネット販売をしているのは「動物」をキーワードとした
NPO法人 Knots http://www.knots.or.jp/
このホームページ、及びリンクされている 日本農業新聞、全国農業新聞の
記事によると、鳥獣被害対策の仕事をしていた丹波の
行政マンのの方が早期退職され本州初のシカ肉処理の
株式会社 「丹波姫もみじ」 を設立したそうだ。
シカ害対策+食肉加工=名産
という一石三鳥の図式である。
そのうち「丹波鹿」ブランドがデパ地下に、なんて日も来るかもしれない。

この背景としてシカによる農林業被害か゛丹波はじめ
兵庫県全域に広がっている切迫感があると思われる。
兵庫県では野生動物の保護管理のための機関として
森林動物研究センターが4月2日に開設された。
http://web.pref.hyogo.jp/af14/af14_000000002.html
7/8には兵庫県森林動物研究センターとNPO法人 Knotsが主催して
ポートピアホテルで「シカとイノシシの有効活用」というシンポが
開催されるそうだ。(詳細はNPO法人 Knotsのトップページから)

トータルな野生生物の保護管理
地域に根ざした、シカ肉処理会社の設立
NPOによる販売促進という
異なる営為の連携で「シカを食べる」ことが可能になっている。
地域おこし、雇用の創出、食文化の再生・創造、
野生生物の管理担い手づくりといういろんな課題への
解決道筋への尽力をかんじ、ただ脱帽である。
「市民ができること」について考えさせられた。

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【森を育てる会 しばりん】