夏は滝をみているだけで涼しくなる。
二丈岳の中腹、明神の滝。


梅雨が明け、暑さがおしよせてくるこの季節、
昨年最もヒヤリドキッとしたある日を思い出す。

その日。
朝　起きた瞬間セミの声、暑さが押し寄せてきた。
１日クーラーの効いた中ですごしたいな、という
気持ちがよぎる。
しかしその日は野外を中心に３件の約束を押し込み
ドタキャンが全く不可能（と思い込んでいた）日。

朝、私と同じくらい暑さに弱いお父さんと待ち合わせ。
次週の準備を森でする。
あまりの暑さに森までのアスファルトの道が
陽炎で揺れる。
すぐさま、飲み物をとりベンチにひっくりかえり休憩。
こうもしておられん、と立ち上がった
お父さんの寝ていたベンチには汗で人型のシルエット。

作業を終えてクーラーの効いた部屋へ行って休憩。
あまり食欲がなく飲み物を取り昼寝。
しかしこうもしておられん。
午後の約束開始前に杭をうっておくことになっていたので
お父さんが休んでいるのを見てそのまま野外へ。

1時間くらいして「ああよく寝た、すっきりした」とお父さん登場。
そのまま2件の用事をすませ、おつかれさまと別れる。

怖さがじわじわ押し寄せてきたのはそれから。
今日ってふたりとも軽い熱中症に
なりかかっていたんだなあ。

まずかったこと。
お父さんの様子をろくろく見ないまま一人寝かせて
出かけたこと。
幸い昼寝で元気になったけど
同じ建物にいた人に、側を通るとき様子を見てね、と
一声かけておけばよかったな。
タイトなスケジュールにしてしまったこと。

「なりかけ」くらいで済んだわけ。
午前は時間の半分くらい休憩だったこと。
朝からスポーツドリンク系ドリンクをとりつづけて
いたこと。

明日の活動日も梅雨明けで暑さに体が慣れていないところ
猛暑日になるらしい。
健康観察をする安全担当もいるし。ゆるゆるのろのろ
1日をすごしたい。

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【森を育てる会　しばりん】