昨日はS先生を講師として来春開催の
第13回森林と市民を結ぶ全国の集い(08/3/8-3/9)
のプレ勉強会。
九州の人工林の現況と課題を話していただく。
話の中心は「市民は何ができるか、するべきか」
でこれが演題でもある。

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提示されたのは
1.市民が森林を楽しみ、興味を持つ
2.ボランティアとして実際の施業へかかわる
3.賢明な消費者として持続可能な森林に寄与する
4.納税者として森林計画への参画、チェック
5.市民による森林管理
で懇切に説明していただく。

自分も人工林でないが1の切口からこの活動に
かかわりはじめた。
市民ボランティアとして作業する年月を重ねるうち
現在の森林の多くを形成してきた源である3,4の分野に
関心をもつようになったのはつい最近。
新しい窓を次々と開いていただくようなお話。

3に関連し生産者側のいろんな取組が紹介される。
土佐派という地域でできた材を使う建築士グループの取組。
土佐漆喰、土佐和紙もセットで使うことが信条。
よっていろんな建築士さんのつくった建物でも
統一感があるというお話。

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コロコロボックスという森林組合の作成したマルチユースな
木の枠。
このボックスができるには他のセクターがかかわったようだ。
質疑・意見交換の中でも木材が消費者に渡るまでの流れの中
各所でのコーディネーターの重要性が話題となる。
また隣県で森林ボランティアコーディネーターとして活動
されている方の発言もあり森林についていろんな面で
「つなぐ」ということがキーワードとして感じられる。

4について
「森林計画制度ってとても大切なのに今まで
 なんも知らんかったね」
という声があちこちから聞こえる。
同じく、である。走って帰宅しネットで検索する

こういった話を多くの人とわかちあいたい。
それぞれが関心のある切口から森林について知り
次世代に伝える社会についてともに考えたい。
それをとっつきやすく具体的に構成することの大切さを
感じる。

最後に同じように森林と市民をつなごうとするイベント
「川、そして海につながる森林づくり~人工林施業を考える~」
の紹介がある。

コロコロボックスをカートに載せてひいて来て
皆に見せてくださったS先生。
ご尽力に厚く感謝申し上げます。

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【しばりん】