九州森林ネットワークフォーラム10/3-4in小国
「子供達に豊かな森林を引き継ぐために」
のチラシができましたよ、とご連絡いただく。

山々に広がる森林、それを守る村と林業、建築と
沢山の立場から人が集りとても刺激的。
一昨年、福岡での建築見学では地元の材を活用した
家々を見せていただいた。
写真は料亭「よひら」。
梁はアカマツ(たぶん)。

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と思い起こしつつ夜 落語を聞きにいく。
最初の話が新築の家の普請をほめることについてだった。
おじさん宅に行って、普請をほめると機嫌がよくなって
お小遣いをもらえるぞ、と口上を指南してもらい
勇躍赴く話。

上がりかまちのサクラ、天井の薩摩スギの木目、
床柱のカキなど材にはじまり、掛け軸、
中庭の手水鉢まで誉めまくる。

この落語が新作だったころ
大工さんでも製材屋さんでも普請道楽の大旦那でもない
庶民も家の材について知識が豊富で
よそのお宅にうかがうとこの程度は話題となるのが
常識だったのだろう。
また、他家にうかがうとき事前に親や年長者から
ご挨拶の口上を確認されるというのも今では薄れている。
木や交際の深い文化を感じる上方落語。
この落語のおもしろさを最も堪能するのは
森を育てる会だと60代の大工さんIさんだろう。

すべての話しが終わるとホールの入り口でその日の
落語のお題を書いた紙が配られるのだが、1席を残し出る。
ネットで検索すると「牛ほめ」という題のよう。
このページの最後に材や建築用語など出てきた言葉の解説が掲載。
恥ずかしながらこれを見て耳で聞いていた言葉を
目で確認し腑に落ちる。
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug154.htm

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【森を育てる会 しばりん】
帰宅してテレビをつけるとペシャワール会のワーカーの方が
命を途絶えた体で見つかった、という報道が流れる。
悲劇。