1/24の午後は【森のカフェ】その1
「森へのリクルート ~I ターンで山に暮らして~」。
講師 堂村亜紀子さん( 株式会社トライウッド )

林業に縁のない家庭に育ち、設計の勉強をした
堂村さんは森に関わる仕事がしたいとネットで見つけた
林業会社に就職。I ターンで大分県上津江に暮らして4年目です。
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都会で就職する道より
そんなにお給料は多くはなくても
自然の中に暮らすことを選びました。
それは遊びというと、いつも山や川に家族で行った
子供時代に根っこがあるのかもしれない、
と考えています。

上津江の山は、山を持つ各家族がほそぼそと守ってきました。
高度経済成長期以降、若い人が地域を出るようになってきました。
堂村さんの勤める会社 トライウッドは、今後山を守る人を育て
ノウハウも共有する場として設立されて20年になります。

新入社員は必ず農文協
「木の家に住むことを勉強する本」
を読むように言われます。
そう、日本の人工林は木の家になるために育てられて
来たからです。
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堂村さんの会社でのお仕事は森や木について伝える部門。
「緑の伝道師たれ」と言われているそうです。

Iターン(都市で学生時代を過ごし地元ではない地方に就職)
して元々知っていた人は周囲にはいません。
けれど会社の人たちからは
「働き方は短距離ランナーでなく長距離で、
ここにずっといるんだよ」と言われるそうです。
ご家族も地域の人とつながりを持って暮らす
今の堂村さんの様子に安心しています。

ひと息ついてお茶とシフォンケーキの時間に
参加者のみなさんは質問をポストイットを記入。
進行浅田さんが、皆さんの質問を整理して
堂村さんに投げかけながら後半は進みました。
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・Iターンの傾向について
・作って住みたい家について
・森への就職について
その他多岐にわたる質問があり
とてもわかりやすく答えていただきました。
みなさん引き込まれ、上津江の森を見に行きたいなあ
という声も聞かれたころ、時間となりました。
名残を惜しみつつ森のカフェ その1は閉店。

堂村さん、ご遠路ありがとうございました。
こんどは私たちが森にたずねて行きたいです。

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【しばりん】