旭山動物園ボイス」
園にかかわるひとたちに質問をして50ボイスを聞く。
今回のお題は「ひそかな楽しみは?」
 
50ボイスの楽しさとそれを聞く
春風亭昇太と小池栄子のトークが
魅力。動物園を取り上げる
ことがよくあり、たいていテレビの前で
こらえきれず笑ってしまう。
 
動物の生態のおもしろさ
それにつきあって暮らす飼育員さんはじめ
動物園職員方々のそれぞれ異なる
動物とのほのぼのとした距離感が楽しい。
 
タイプは違うが動物園の魅力がじかに伝わる
おもしろさは今を去る20数年前(!)
放送されたタモリの「ウォッチング」以来かも。
タモリがホストとして動物に関わる様々な人を招き
映像をみながら会話を繰り広げる。
専門家にシロウト目線のタモリが素朴な
質問を投げかけ、専門家は淡々と答える中
動物への愛がかもし出され楽しみだった。
 
この常連だった増井光子さんが亡くなられた。
自然な語り口で担当された動物の紹介をされる
お話しは魅力的だった。
上野動物園の臨時職にどうしてもとはいり
それからパンダの飼育係、多摩動物公園に勤務され現在も
長の任にあった動物園の人。
 
大学進学に際し犬をつれて上京したというエピソードが
語るように私生活でも動物とともに生きた方。
増井光子さん4314009810
では麻布獣医科大学馬術部入部以来
「私の出会った馬たち」の
名前と性格が一章を割いて綴られている。
 
また60歳でエンデュアランスという馬術の
ウルトラマラソンに出会ってからの努力を語る
付録4
「サンデーライダーはどのようにライドに備えているか」。
そして付録3「トラブルとその防止策」。
動物とともに生き、馬に乗って去って行かれた。
 
直接講演に接する機会もなかったけれど
親しい方を失ったような気持ちになる。
さようなら、ありがとう増井光子さん。