福岡KBCシネマ 土曜朝10時。
映画「こつなぎ」を見る。映画館に
はいるって何年振りだろう。
はいるって何年振りだろう。
江戸時代 小繋村は宿場町で人の出入りの
多い場所だった。
お寺の別当が村の入会の地代を集めていた。
そして官民有区分の時 土地の名義者が
別当となったのがことのはじまり。
別当が土地を売り、村人が山を利用する
入会の権利が制限され3次にわたる
裁判が始まった。
入会の権利が制限され3次にわたる
裁判が始まった。
昭和半ば 菊地周氏を中心とした人々が
取材を始める。
このとき映画として完成せず
菊地氏の夫人が今回の制作をすすめた。
古図、裁判記録、昭和、そして平成の映像が
山を巡る100年物語となる。
冒頭、裁判に明け暮れるため
薪の準備を早い季節に十分する暇がなく
雪山の中、伐採に行く人の姿が
映し出される。
入会の山にたきぎ、建築材、食糧などを
頼った岩手 小繋村の暮らしが
映像で語られる。
お盆の迎えには松の割木が使われていた昔。
そして今 人が村を出て行き
利用されなくなった山。
松や栗、菌類、山菜の少なくなった山。
学生と弁護士さんが手伝った植林も
伐期を迎えているが 手を入れられることがない姿。
・運営に別当がかかわった江戸時代の小繋村
入会の具体的なありかた
・裁判で入会権を主張して行った人の暮らし
・100年の山と人の暮らしの変容
・雪深い山で除雪をする東北の厳しさ
・立派な村人の顔
心を打たれました。
終了後、第一次裁判にかかわった布施弁護士の
お孫さんが祖父と小繋について語る。
三鷹事件にも布施弁護士は関わられたとのことで
現在行われている再審請求にも触れられた。
このお話の最中たくさん人がはいってきた。
午後は映画「弁護士 布施辰治」。
所用があってやむなく昼で帰りました。
所用があってやむなく昼で帰りました。
明治以降を考えるとても大切な時間だった。
2時間、、ちょっとながいけど
最初と真ん中と最後に
林政のS先生に解説いただいて
上映とか、、
来年は国際森林年。
企画・上映したKBCシネマさんありがとうございます。