午後テレビをつけたら
「現場再訪 ルポルタージュ中部「伊勢湾台風」」
という番組を放送していて、そのまま見てしまいました。
 
伊勢湾台風をリアルタイムで経験した方々のお話を
伝えていました。
低湿地帯に開発された住宅地へのが高潮被害について
住民に、事前に、そのリスクを伝えられなかった
研究者の悲しみ。
家族を失った方々のご苦労。
森林にかかわることでは、当時経済が活況し、
木材の輸入自由化が始まった。
港の貯木場に木材が入りきれず、台風襲来時を
業界内部で心配していたが、高潮で木材が
低湿地帯の住宅を直撃した。
散乱した木材をいかだ師の方々が回収したが、
住民の方々から非難を浴び、被害を与えた立場として、
何も言えなかった、という話が最後に紹介されていました。
 
町で森林に関心をもってどうなるのかな、と、時々思うけれど
森林や木材という切り口から歴史や社会に関心をもち
自らのこれからをほそぼそ考えるのは、誰に害をすることも
ないので、それはそれでいいよね、と思った時間でした。
  
 
【しばりん】