森林ボランティアをする前には、気に留めなかったことですが
伝記の中には、林業で得た財を活用したこと、往時の
林業や山の様子も描かれることがあり、興味深く読むように
なりました。これもそんな一冊。
 
「きれいな風貌 西村伊作伝」黒川創 新潮社 2011
 
東京の学校、文化学院をつくった人ということだけしか知らなかったので
どんな方だったんだろうと、読んでみました。
和歌山に近い奈良県に、母方の山林があり、ご両親が早くに
亡くなったため、跡取りとなりました。子どもさんに思うような教育を施そうと
その山林の財で、学校をつくり、火事になっても再建するといった経済力は
ご本人も、山林経営に取り組んだ時期もありましたが、山で番頭さんがたが、
支えたことが大きな力となったようです。
和歌山では、当時、場所によっては、隣村に行くのに、険しく道がなく、
船で対岸から渡ることもあったという描写もあり、川の流れの速さ、
土地の急峻さを感じながら
読みました。
 
 
【しばりん】