ココからは番外編的なカンジですが、、、

シダレザクラの枝は材としてどうなのか。
そもそも、上部から垂れて風に吹かれる枝。
花芽も付くし、枝分かれもするので曲り、捻じれ、節など
あまり加工に適していないのではと思っていました。
よくわからないから面白いかもという興味本位です。
枝の上の方は外見からでも枝分かれした枝や、
節が瘤になっているところ、かなりゴツゴツ曲っていたので
枝の下の方の大きな枝分かれがない部分をもらってきました。

ところが割ってみると芯が手で押して凹むのを
感じられるほどふわふわしていて材として使えなさそうなので
細い上にさらに使える部分が少ないことが判明。
(ちなみに下の写真は生木になって1カ月近く経っています)
P5240022 - コピー

さらに割ってみると枝の痕跡や死に節があったり、
使えないところもありましたが、
それなりに曲がりを生かして木取りをすれば
十分に使える材だと思いました。
腐っても桜。使えるところは硬くて良い材です。
P6020024 - コピー


ただ、入手できる機会はほとんどないでしょうし、
他に使いやすい材がある中で
あえて選択する材でもないと思います。
お家や公園で寿命で伐るときが来たら
思いでづくりにGWWもできますよーという事例ですね。
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GWWで使いやすい樹種の使用事例が
分かりやすくまとめられている冊子があります

冊子「里山スプーン」
https://greenwoodworklab.jimdo.com/books/


かわさき)