ふくおか森づくり日記

ふくおか森づくりネットワークのブログ

2006年11月

「森づくり活動 グループリーダー養成講座」

ふくおか森づくりネットワークが主催する全4回のリーダー養成講座が11月29日にスタートした。2003年に開催された折には、参加者として講座を受けたが今回は、スタッフとして、また、実際の森づくり活動のグループリーダーとしての資質の向上のために参加した。ふく森のメンバーである「すばらし講師陣」の講義を受けた。
 その中でロープで3mぐらいの丸い円をつくり、ワニにいる池に見立て、その中央に宝物を置いて、棒や輪ゴム、紐などの道具を使い宝物をどのようにして自分たちのものにするかをグループで相談し、実行する。それを振り返り確認し、役割の重要性を確認する。などのゲーム性のある楽しい2時間の講義は、あっとゆうまに終わってしまった。

ブログランキングへ クリックして応援して下さい。

img20061201.jpg



内容は以下に
第1回 11/29(水)
    「森づくりボランティア概論」&「リーダーシップ論」

第2回 12/6(水)
    「活動のマネジメント」&「人に伝えるためには?(道具の使い方説明をモデルに)」
第3回 12/13(水)
    「リスクマネジメント」~安全への配慮の仕方を学ぶ~
第4回 12/20(水)
    「応急手当」~事故が起きたら~


【森を育てる会 鎌田 隆】

初冬の訪問者

  冬支度 怠りなきかと ジョウビタキ  悠留里

 声はすれど姿は見せず、なのは台風13号がコムラサキの
実を全てさらっていってしまったから?  と、この数日来
やっと視野に入って来たのは<He>。
<She>の年もあるが彼女らは、人影に敏感で、察知すると
屋根から降りてこようとしない。

 最も印象深かったジョウビタキは、この地での最初の冬に
訪れてくれた<He>。
 四つ目垣の端から端までチョチョン、チョン、チョンと
愉しげに竹柱の頭を一本残らず蹴ってひと往復し、中央
あたりの間柱まで戻って、胸を張り天空に向かって嬉しげに
高らかにひと声鳴き放つ。
 それから、窓際に飛来しガラス戸に映る我が姿に向かって
果敢に飛びかかる。”シッ、シッ、脳しんとう起こすよ!
止めなさい!” ガラス一枚隔てて懸命に追い払う私の姿は
まるで目に入らぬらしい。
戸をあけると、ひと飛び退るが逃げようとしない。

 小さな身体を膨らませ、必死の形相?で戦いを挑むその姿
には凄しささえ感じられ、普段は窺えない生きざまを垣間
見るおもいがした。

 あんなに雄々しくて凛々しく、爽やかで茶目っ気たっぷり
の訪問者に、もう一度出会いたいもの!!

【こうのす里山くらぶ:ゆるゆる みやの】 

ブログランキングへ クリックして応援して下さい。

若い林

山の中でいきなり「伐採跡地」に出る。
後ろがヒノキ林。
ヒノキ伐採後放置された場所なんだ、
と思ってよくよくみるとかわいいヒノキが落葉樹の合間に。
ここは若いヒノキ植林地でした。
img20061127.jpg


林業家さんの視点からすると、こんなにほかの木が
勢いがよくてはヒノキの保育にさしつかえる、
夏に草刈りをしなかったな、ということになるのかもしれない。

しかし最近伐採、または植林後の場所に人の背丈くらいの木が
一斉に各種盛大に茂っている場所を見ることが
なかったので、なんとなくウキウキしてしまう。

このウキウキ感はなんだろう。
今は森らしくなったカブトムシの森も、造成当初は夏になると
草がこれくらい茂ってクヌギの保育のため
草刈りにあけくれた。
その当時を懐かしく思う気持ちだろうか。

また、遷移のすすみ具合が違う森が、パッチワーク状に
あることは全体として多様な生き物の住処となるので
最近お目にかからなかったこのようなごく若い林を歓迎する気持ちもある。
若いっていいな。
アカメガシワ、ネムノキ、ハゼノキ、ゴンズイ、カラスザンショウと
おなじみの木々が目に付く。何かわからないクスノキ科の木もある。

この幼い林の中に少しわけいると切り株は大きなヒノキではなく、
周囲の山と同じ木のようだ。ここはヒノキ林となるために
数年前切り開かれた場所なんだろう。
このヒノキは大きくなって家になるのだろうか、
と自分がいないいつかを思う。

クリックでブログランキングへ!

【森を育てる会 しばりん】

都心の秘密の花園

福岡市街地を福岡タワーから見ると
鴻巣山、南公園などの緑地が点々とみえる。

同じように都心を東京タワーから見ると
自然教育園、新宿御苑、そして皇居も
緑の島。

来年の5月、皇居の吹上御苑というエリアを中心に
自然観察会が開催されるという発表があった。

「皇居 吹上御苑の生き物」 世界文化社 2001

にはその観察会の発端である
生物調査の様子が書かれている。
学術的な調査報告書は別途出ているが
本書では、「都心の秘密の花園」で
(当人たちにとっては)いつものように網やら双眼鏡やらをもった
生物研究者たちが出会った
いろんな生き物、調査協力者、そして調査者自身の
生き生きとした姿がたくさんのカラー写真とともに
描かれていて楽しい。
調査報告書以外に本書の企画を
たてた人、生き物の楽しさを広める名人だなあ。

クリックでブログランキングへ!

【森を育てる会 しばりん】 続きを読む

『元気です!日本の森』

 かっての新嘗祭、今の勤労感謝の日、三時間にわたって、
表記の特別番組が報じられていた。
耳に出来たところでは、

 都市の人々の関心を森は向ける試み。
 間伐材有効利用の試み。
 放置民有林の手入れを推進する森林組合の取り組み。
 国産材で家を建てる事を推める試み。
 製材業者ネットワークで解決出来た問題。
 国産杉材を値打ち相当の価格で輸出する試み。

 とにかく、森林に手を入れ、手を入れる事で利を生み、
利を生む事で興味を森に向ける様々な試行事例を紹介する
番組のようであった。

 山動き、やま笑う、自然が一杯!!と麓からの眺めに安心
満足している市民の心には、山や森はもう危機的状態にある
との現状を伝えきれていない、のでは? とおもえる懸命の
つくり笑顔の報道ながら、「日本の森がここまで元気を失っ
てしまった」裏の事情もチラチラ窺える番組でした。

 このところ、こういった報道が増えているのは、好い傾向
だけれど、一般の無関心層をググット惹き付けられる何か?
隠し味のようなアイデアはないでしょうかね?

【こうのす里山くらぶ: ゆるゆる みやの】

クリックでブログランキングへ

最新コメント
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
ふくもり とは?

ふくおか森づくりネ...

ふくもりメモ
fukumori

★2019ふくもり企画★
『災害と向き合う森林と市民のこれから』
第13回森林と市民を結ぶ全国の集いin福岡から10年企画

報告書ができました!

fukumori2017F


★2016 森の講座★
『森と親しむ』

報告書ができました!

ダウンロードはこちら↓(6MB)
fukumori2016



★facebookもよろしくおねがいします!
記事検索
  • ライブドアブログ