ふくおか森づくり日記

ふくおか森づくりネットワークのブログ

2007年02月

「コバンソウ」

名も知らぬ植物、小さい頃 道端などでよく見た植物、思わず種を数個持ち帰りました。
翌年、種を播き、水をやり、日向に出して大切に育てましたがなかなか本来の野草も持つ力強さは、ありません。夏を過ぎ、少しだけ、小判のような穂をつけました。種を採取したあとは、ほったらかしにしました。するとまだ寒いのに元気な葉っぱがもうもうと出ています。
やはり、野生は野生、自然に任せることが一番でした。ちなみにこの野草は、ヨーロッパ生まれの帰化植物で明治年間に渡来したそうです。コバンソウの名前は、細い小枝に垂れ下がる花穂の形から小判を連想されたようです。

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img20070221.jpg


【森を育てる会 鎌田 隆】

おやじと焼き芋

森を育てる会の勉強会講師を時々してくださっている
S先生は埼玉県の出身。
勉強会のマクラはいつもこれ。
・子供時代はN座市の雑木林の中で遊んだ。
・農家の友人の家に秋遊びに行くと
 落ち葉でヤキイモをしていてそれを
 頂くのが楽しみだった。
・落ち葉を利用した温床でイモの苗をつくっていて
 サツマイモというと故郷を思い浮かべる。

みんな心の中に故郷それぞれの雑木林、里山の物語が
あるんだな、埼玉ってイモと雑木林ってセットなのか、、と
思いながら聞いていた。

先日、ときどきのぞくハンズオン埼玉さん
のブログの端っこに
「ヤキイモ」という文字が、、何これ?と思いつつ
そのドアからはいってみたのが
「おとうさんのヤキイモタイム」
http://yakiimotime.com/

おとうさんが、地域で焼き芋を、オープンにしましょう。
そして子供や地域とつながっていこう、という
キャンペーンである。
埼玉県の子育て支援活動の一環のようだ。

う~ん、負けた。
いつも、人と森をむすびつける敷居の低い
キャンペーン活動ってないかな~と思っている。
そういう意味で「打ち水大作戦」もすごいと思う。
がこの「ヤキイモ」にも負けました。
すごいところ。
・子育て支援が目的だけど落ち葉も関係して
 雑木林とつながっている。
・地域の特産物サツマイモもキーワード
・要するに現代の地域づくりのキーワード
 自然、子供、家族、オープン、食、農
 とほぼすべて網羅されているイベント。
・この企画のはじまり、かかわっている人、
 実施の方法などがブログでひとつのストーリーとして
 示されている。
 えてしてイベントのホームページは
 お問い合わせ先と内容を示すに留まり
 それ以上の奥行きをつくるのが難しいが、
 関係者の顔が見えるつくりになっている。
・やりたいところが手を上げて地域のヤキイモをやっている。
 やり方は各地域の実情にあったものになる。
 同時におさえておかなければいけない消防その他の
 法令を軽く提示し、ゆるやかな網をかけている。

「こういうココロのイベントを『森』でもやりたい」と思った。
あと、このイベントのきっかけを読み、農と林をリンクさせることが
森と人の距離を近づけるひとつの手法、と今更ながら思った。

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【森を育てる会 しばりん】

赤く燃える山

img20070224.jpg


日向市から山側に上ったところで見かけたスギ山。
花粉を蓄えて山が真っ赤になっておりました。

花粉症の人には卒倒したくなる光景でしょうね。
花粉対策の一つとしては無花粉スギの開発がなされ、苗木の生産体制が整っているということです。

ところでその無花粉スギの苗木ですが、価格は他の物と同じだそうです。
付加価値分だけ割高なのかと思いましたが、
「山に住んどる林家には花粉症はおらん。そんな人がわざわざ高い無花粉苗木なんて買わん」と言われました。
確かに。

無花粉苗木の普及のために森林環境税で補助金を出すことにしても、都市住民は反対しないと思いますが。
そんな制度はないのかな?

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【森を育てる会 もりじゅん】く

よその森林環境税

img20070223.jpg福岡県の森林環境税は2009年度くらいから本格導入と聞く。
森林環境税(仮称)検討委員会報告書も公開されており
これに沿った内容が将来実施されるのだろう。

ところで森林環境税として本格始動したとき
具体的にどんな事業が行われるの?
そうそう、すでに導入しているところは
どんな事業を実施しているの?

と思っていたら知人が「ちょっと貸すだけ」と雑誌を送ってくれた。
「住民と自治 2月号 特集 森を守るのは誰だ」
この中「地方自治体による森林・林業施策の展開と地域連携」で
は主に近年の国の交付金事業で市町村が運用などで大きな裁量を
もっていること、しかし平成の大合併で合併前の村で実施されてきた
林業の補助金的事業が継続されなくなっている事例を紹介している。

この報告の中で森林環境税に一節をあて、森林環境税による事業で
すべての県で行っている事業、多くの県で行っている事業、
林業支援的事業内容の違いなどについて触れられていている。
各県の「森林環境税」の事業内容についての表もついて、各県によって
内容が異なるのが示されている。

はじめてみる雑誌なのでおそるおそる注文
ちゃんと届きました。
特集には他に財政支出を巡る動き、各地域の事例などが寄せられている。

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【森を育てる会 しばりん】

木の話題あれこれ

ここのところ木の話題をあれこれ見聞きする。

N鉄電車の中で「杉」という字が目ににとびこむ
「日田杉愛用キャンペーン」日田木材協同組合
img20070222.jpg

日田が木によって形作られ
それか゛福岡都市圏上流の水の森としてあることが
伝わってくるようなすばらしい中吊り広告。
日田杉を家から下駄まで たくさん利用してね、
というメッセージが伝わってくる。

探してみたがどうやら
この中吊り映像はウェブに
掲載されていない様子。
キャンペーン期間いつまでかわからないけれど
電車に乗ったとき必見モノ。

水曜、NHKテレビをつけていると
宗像市を彩るさつき松原「さつき松原保存会」と九州国際大学の
研究者の方が電気ショックを若い松に与えて
それが松露が出るなど土の中の菌の状態と
どう関係するか調査している様子が放送される。
松露で松原の再生につなげる取り組み。
「松という文化を守ろう、ということなのです」というお話。

続いて大分県林業試験場研究発表会で県内の再造林放棄地が
100ヘクタールくらいある旨の報告風景。
これは九州全域で実施された再造林放棄地の現況調査
のうち、報告者が担当された大分県内についてについての内容。
大分県の西部は、伐採面積が多いものの再び植林されていたが、
県の北部や南部のほうが、植林されないまま放置されている森林が
多いとのこと。
熱心に聴く方たちの姿が写しだされる。

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【森を育てる会 しばりん】
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