ふくおか森づくり日記

ふくおか森づくりネットワークのブログ

2007年05月

「真竹の木工:鍋敷」

「森を育てる会」では、雨にたたられた昨年度の経験を活かし、雨天時を楽しく、有意義な活動とするために雨天の予定もしっかり立てて、活動日に挑むようになった。
 その雨天活動の1つに木工がある。竹を使って欲しい。実用的なものがいい。簡単でなどなど注文が多い。そんな中で今回、準備していたものを紹介します。
使い方は、小さい鍋は、小さく丸め、大きい鍋は、広げて丸めて使っていただけるといいと思います。
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竹仕様

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小枝仕様

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【森を育てる会 鎌田 隆】
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6/9アカマツ林の1日

石川遼君が優勝した日、映像の中からハルゼミの
。岡山の丘陵地にはアカマツが多くありハルゼミのすみか。

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油山でも今あちこちで声が聞こえる。
アカマツ林が最も魅力的な季節。
6/9は自然観察の森の行事、森林ボランティア
体験で森を育てる会はお手伝い。
当日はシダ刈りと連休からあちこちに顔をのぞかせた
アカマツの芽生え調べ。
いつもは目に付かないもの生き物の存在に喜び
森と人の歴史をちょっぴり体感する1日。

去年は家族連れ、若い方、ハッピーリタイアメントの方
いろんな方と楽しい1日をすごした。
今年もたくさんの人が来てくださるといいな。

自然観察の森の案内チラシをタイプしました。
よろしかったらあなたもどうぞ。
お申込みの締め切りがまもなくです。

【行事名】 油山「森を育てる会」ボランティア体験&説明会

【実施日時】 2007年6月9日(土)10:00~15:00

【会場】    油山自然観察の森(南区:油山市民の森内)

【参加費】   一人100円

【募集人数】  小学生以上20名 (小中学生は保護者同伴)

【申込み方法】
往復ハガキ、FAXで
「参加者全員の氏名・年齢・住所・電話番号・行事実施日」を記入し、
油山自然観察の森へ。締め切りは行事実施日の1週間前。

【お申込み・お問い合わせ先】
福岡市油山自然観察の森 (月曜休館)
〒811-1355 福岡市南区大字桧原855‐1
電話 092(871)2112  FAX 092(801)8661

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【森を育てる会 しばりん】 続きを読む

はじめての若冲

新聞に伊藤若冲 (いとうじゃくちゅう)という江戸時代の画家の名前を
よく見かける。
若冲の作品を多く集めたプライスコレクションが名古屋で開催中。
京都の相国寺でも所蔵展
その自然の描写の美しさ、大胆な構図、デザイン性
などなどにみな強く引かれているようだ。
あんぽんたんにも太宰府の国立博物館で
開催されたのに見損なっている。

はじめて若冲という名前と絵を意識したのは
環境省自然環境局が平成14年に出した
新・生物多様性国家戦略のパンフレット。
「いのちは創れない 新・生物多様性国家戦略」
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森を育てる会の勉強会の中で、新・生物多様性国家戦略に
触れるので、このパンフレット があったほうがいい、との
打ち合わせ時の講師のお話で、当時の油山自然観察の森の
レンジャーが環境省に頼んで取り寄せてくれた。
(実は講師の求めていたのはこれではなく、詳細版だったのらしいのだが。)

帰宅後、パンフレットを開き山古志村などの美しい写真を堪能していた。
通りがかりの小学生に表紙が見えたらしく
珍しく近寄ってきて「いのちは創れないってどういうこと?」と
聞いてきた。
一瞬逡巡し、
「たとえば干潟は埋めたら人工の干潟を作ってもなかなか
元そこにいた生き物や環境はもどってこないってことかな」
「じゃあ なんで干潟を埋めるわけ?」
答えが難しく、自分のあげた例を悔やみながらもごもご言いかけたが、
先方はそのままスルーして牛乳を飲んでいた。
心の準備があれば
「長い歴史が創った地域固有の遺伝子情報のつまった
生き物は、ひとつの文化財でもあり、それは失われると
同じ種でも再生は本当にはできないんだよ」と言ったと思うが
それにしても生物多様性というのは説明がむずかしい。
「生き物の賑わい」といわれるがそれもわかるだろうか。

しかしこの若冲の絵が「いのちは創れない」「生き物の賑わい」を
体現しているため、子供の心に思考を生んだのかもしれないとも思う。

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「踏み出した竹林管理」

油山「森を育てる会」では、カブトムシの森、アカマツ林のほかに今年から新たなフィールドを追加しました。今、世間で話題になっている竹林です。今回は、倒木(竹)の処理を行いました。
現場は、竹に被圧され、消滅しようとしているかつてのアカマツ林であろう雑木林。
この竹は、隣接する民有林からの進入で根絶は、無理。
適度に管理することで生物多様性があり、見た目にも美しい竹と雑木(アカマツ林の復活も視野に入れ)の共存がいいかなと個人的には思ってます。
今後、専門家をお招きして勉強会を開催し、市民の森としてどうあるべきか。市民ボランティアとしてどうしたいか。を議論していきたいと思います。
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【森を育てる会 鎌田 隆】

シカのジビエを食べるには

鬼杉見物に行った日シカの食害から杉をガードしている場所の
もう1枚のアングル。
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植林地、若い杉林、二次林という日本の森のいろいろが
1枚の中に偶然納まっている。

ところで今年の冬の心残りは ジビエ試食会に行けなかったこと。
せっかく格安だったようなのに、何かと取り紛れて残念無念。
サラミソーセージとか食べたかったなあ。

と話をしていたら知人がシカ肉のネット販売を
教えてくれた。
ネット販売をしているのは「動物」をキーワードとした
NPO法人 Knots http://www.knots.or.jp/
このホームページ、及びリンクされている 日本農業新聞、全国農業新聞の
記事によると、鳥獣被害対策の仕事をしていた丹波の
行政マンのの方が早期退職され本州初のシカ肉処理の
株式会社 「丹波姫もみじ」 を設立したそうだ。
シカ害対策+食肉加工=名産
という一石三鳥の図式である。
そのうち「丹波鹿」ブランドがデパ地下に、なんて日も来るかもしれない。

この背景としてシカによる農林業被害か゛丹波はじめ
兵庫県全域に広がっている切迫感があると思われる。
兵庫県では野生動物の保護管理のための機関として
森林動物研究センターが4月2日に開設された。
http://web.pref.hyogo.jp/af14/af14_000000002.html
7/8には兵庫県森林動物研究センターとNPO法人 Knotsが主催して
ポートピアホテルで「シカとイノシシの有効活用」というシンポが
開催されるそうだ。(詳細はNPO法人 Knotsのトップページから)

トータルな野生生物の保護管理
地域に根ざした、シカ肉処理会社の設立
NPOによる販売促進という
異なる営為の連携で「シカを食べる」ことが可能になっている。
地域おこし、雇用の創出、食文化の再生・創造、
野生生物の管理担い手づくりといういろんな課題への
解決道筋への尽力をかんじ、ただ脱帽である。
「市民ができること」について考えさせられた。

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【森を育てる会 しばりん】
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