ふくおか森づくり日記

ふくおか森づくりネットワークのブログ

2007年06月

「甲虫調査 野村ホイホイ」

今年も油山の甲虫調査が始まりました。今年は全3回、今回の6月と7、8月に各1回行います。一週間前にペットボトルを利用したトラップにバナナをセットし、1週間の捕虫期間を経て、回収しました。この時期は、カブトムシは、まだ、土の中でさなぎの形で羽化を待っているので期待はしていなかった。今回は、調査で主な昆虫は、ヨツボシケシキスイ、オオゾウムシ、ガが主な成果で唯一、大型甲虫は、スジクワガタのメスのようなちっちゃい♂が確認できただけでした。また、例年であるとたくさん入るはずのシデムシ&ハネカクシが少なかったので同定作業が楽でした。なぜでしょう?

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【森を育てる会 鎌田 隆】
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川の水草

蒸し暑くなった。
田んぼと川の間の小道を歩く。
川をのぞくと水草が広く覆っている。
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目を凝らすと白い花。
オオカナダモが開花している。
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川辺はヨシがあったりと和風なのだけれど。
去年とある森で外来のカブトムシを見たが
川辺も国際化がすすんでいる。

友人との会話
「新聞に出てたウォーターレタスって食べられるの?」
「いや~多分食べられない、
形がレタスに似ているからついた名前じゃないの?
びっしり育っている川もあるから食べられればいいよね。
春先、おとなりからクレソン『川でつんだから』って山ほど頂いて
ゆでて胡麻和えにして食べたけど、いけるよね。
あれも外国産だけど。
水辺の食べられる国産の植物といえば
小学生のとき、同級生にさそわれて早春セリつみに
行って寒かったけど楽しかったな。」

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お座敷の準備

林のふちではオカトラノオの花が白い季節。
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めぐりあわせでお座敷の準備をする。

文化の違う、忙しい方々に「森への思いをかたちに」だけを
ご馳走に招待状を出す。
ご招待先を指南してくださる方たちの支援
部屋を用意してくださる立場等々 多くの方々の
さまざまな力により月曜午後に参集。
座敷がはじまれば一同の思いの交換が何よりも座を
温めてくれる。
森と暮らしていく多くの道筋を山村の人、まちの人
ともに見つけていこうという思いが語られる。

暑い時期、せめてお茶をと
農村青年にお願いしクーラーにお茶と湯飲みを持参してもらう。
50ヶの湯のみがはいっているたっぷりしたかごが
ロハスといってくださる方がありうれしい。
お茶碗洗いまでありがとうね。

3月の大座敷まで何回かの中小の座敷が続く。
楽しいとき実りをもたらすときとなりますように。

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【森を育てる会 しばりん】
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ササの穂先を食べたのは

英彦山の稜線を歩くとササを刈った場所に
出会う。
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こんなブナ林で、次世代のブナが
育っていくのだろう、としみじみ歩く。
植樹苗らしいものはネットでかこってあり
芽生えだろうか、プラスチックの棒でかこっているポイントも目につく。
よく見ると棒がたっていても芽生えがあるところとないとこが。
芽生えを地面に顔をすりつけながら探してみる。
ふと視線をあげるとササの芽生えも先があるものとないものが。
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まるで穂先を折ったあとのアスパガスのようにみえるササ。
ササの穂先、ブナの芽生えを食べたのはシカだろうか。

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【森を育てる会 しばりん】

景観を形作るもの

林のふちでサルナシの花がみられる。
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流域景観と里山管理と題されたセミナーに参加した。
http://www.ip.kyusan-u.ac.jp/J/landscape/info.htm
お話の中心は、東京都、神奈川県にある谷戸の今。
切り出しは谷戸は湧水によって形成された
地形ということ。地形の成り立ちは最近関心をもつことの
ひとつでもあり、とても興味深く聞いた。

東京都は谷戸に着目し、調査を行い、その重要性に
ついてランクづけを行っているとのこと。
http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/sizen/yato/yatotyousa.htm

それらの中で上位にランクされている多摩地区の谷戸を
景観を中心に駆け足で紹介していただいた。
一連のお話の中でそれぞれに景観の特徴があり、それは
もともとの自然環境以上に生産から景観保全に
切り替わっていく中で「保全」の履歴が大きな
キーポイントとなっているように思った。

言い換えるとかかわった主体、地元の保全団体、地権者、行政、
地域の方の考え方そしてほとんど触れられなかったがそれらの
協議の場のあり方によるように思う。
今更だが美しさ、緑地としての価値をどうとらえ、関係者が
合意形成をしていくかが生産地でない緑地の保全には最も重要と感じた。

東京にいたころはよく谷戸の話を聞いたが、今回始めて知ったのは
里山つきマンションとして売り出し、里山をマンション住人に保全して
もらおうという事例があることだった。どんな人が住むのだろう。

また東京都でグリーンシップアクションとして企業の保全への参加事業を
行っているのも知ることができた。
http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/sizen/kigyou/19greenship/19kekka.htm

はじめてみた関東の湧水は東京都環境月間
バスツアーでの日野市図書館下の湧水。
美しさを今も思い出す。

開催された関係者皆様、講師の先生、ありがとうございました。

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【森を育てる会 しばりん】

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