ふくおか森づくり日記

ふくおか森づくりネットワークのブログ

2007年12月

煙突掃除と平和

冬の波が描き出す砂の造形。端には鳥の足跡。
img20071230.jpg


知人との会話
「知り合いが暖炉のある家を建てた」
「へぇー、煙突掃除が大変ですね」
現実的な感想にやや不機嫌そうに
「煙突掃除あまりしなくていい設計みたい」
「マキはどうされているんですかね」
「ん~。もう決まったところから買っているんじゃないかな」
保全団体がいきなりマキの売り込みに行くのを
防御するようなお返事に思わず笑う。

暖炉の維持管理は結構大変。
煙突掃除を生業とする人って九州にはおられるのだろうか。
思い浮ぶのは遠く英国、メアリー・ポピンズの友人バートくらいだ。

ところで灯油が高い。
セルフスタンドでレシートを何度も見てしまう。

年末のテレビで石油に遠因がある紛争、それにより難民となった
人たちが映し出される。

食料から転換したものではないバイオマスエネルギーが
ローコストで活用されること。生産者には利益がでること。
そのひとつマキストーブ、暖炉の利用は日本のように資源がなく間伐材が
たくさんある国では石油依存から脱出する道、平和への道かもしれない
と考えたりする。

北欧のどこかの国で生長が早いヤナギのグループを農作物のように
平地に植え、それを利用して暖房をする様子を見たことがある。
地域の一箇所にその植物を利用して熱源をつくる施設があり
セントラルヒーティングのように各戸に暖房を供給していた。
ホームページ: スウェーデンの木質バイオマス事情

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【森を育てる会 しばりん】
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この花なんの花

11月末の朝 家を出ると向かいのお宅に
鯉のぼりのようにたけの高い花を見た。
img20071224.jpg

その後筑豊地方の住宅のお庭にもみた。

おととい、近所の庭にあるのにも気がついた。
何だろう!!!
img20071224_1.jpg

冬の花といえばサザンカ、ビワのイメージ。
花季は違うがこれはまるであるとき突然あちこちに出てきた
タカサゴユリのようではないか。
心が騒ぐ。

年末他にすることもあろうに検索サイトにむかう。
いつもお世話になる「このきなんのき」からリンクしている
「園芸ナビ」のページを新しい順から見ていくと、、あった!
「屋根まで届く背丈の大きなこの花は何でしょうか 」
「木立(こだち)ダリア」
またの名は皇帝ダリア。
植物の検索サイトに感謝。

「木立ダリア」で検索し
「花の咲く前は生長ぶりに『ジャックと豆の木』と密かに呼んでいた」
という一節に思わずうなずく。

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【森を育てる会 しばりん】

かやの実(榧・カヤ)

8年ぶりの上京。
久々に見る関東の山は枯木色。
すっかり九州人になってしまった目には、冬の山が茶色一色なのが物珍しく感じられた。植生ってこんなに見事に分かれているのか。照葉樹文化を標榜してみたくなる気分も分かる。違う文化圏なのですね。

img20071223.jpg


さて、群馬の妙義山の物産館で見つけたカヤの実。
この歳になって、まだ国内に食べたことのない食材があったことの方が驚き。

煎ると、鬼皮が簡単に割れて、渋皮も指でこするとぽろぽろと剥けました。
味は、アーモンドとカシューナッツとココナッツを足したような感じです。
予想外に美味しかったし、アーモンドくらいの大きさなので、食べごたえもあります。
なんで食用としてあまりメジャーじゃあないのでしょうか?

インターネットで調べた限りでは、果肉を剥いてから重曹などに漬けて灰汁抜きが必要だとか。その辺の手間とコツが難しいのかもしれません。

写真は、手前から渋皮を剥いたもの、煎ったもの、売っていたそのままのもの。

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【森を育てる会 もりじゅん】

どんぐりの音

神社の境内にいるとパキッと
枝を折るような音が何度も聞こえてくる。
建物の板が反ってなる音だろうか、と
思ったけれど2分の間に1回くらい。
答えは頭におちたどんぐりが教えてくれた。
アラカシのどんぐりが音をたてて屋根に落ちるとき
冬ももう半ば。
子供の仕業かどんぐりが並んでいる。
img20071221.jpg


神社は美しい建築と広い空間に囲まれた贅沢な場所。
黒っぽい肌がアラカシ、奥の茶色の肌がクスノキ。
img20071221_1.jpg

こんなに樹木のタネが降りかかるように落ちる
経験は2度目。
カンレンボクという樹木のタネが風が吹くごとに
光の中をきらきらおちていくのを見て
「銀のしずく降る降る」という
アイヌ神謡集の一節を思い出した時以来。

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【森を育てる会 しばりん】

蜘蛛の糸

   冬空に 身をゆだねたる 蜘蛛の居て  
                      悠留里
 今夏は,「蜘蛛の巣城(?)」といわれても仕方がないほど
家周りには多くの蜘蛛が居を構えた。
 毎朝、まるで蟄居申し渡されたかのような玄関で、張り
巡らされた糸を,”エイヤッ、こゝ丈は切らせて”と十文字に
切り開いて出なければならない。丈夫で、幾人もの罪人が
ぶら下がっても平気なのもうなずける。
 十一月に入ってやっと少なくなったが、木枯らしも降霜も
何のそのと言いたげな一匹がまだしっかりと構築した住居に
頑張っている。
dscn0241.jpg

 この細身のクモに取って代わって数年になる。
それまでは,黄・黒段だら模様も鮮やかなコガネグモばかり
だった。何故だろう? <コガネグモが激減している>との
記載が目にとまる。何故だろう!
 自然は何か知らせたがっているのに,悲しいかな
そのメッセージを受け取る力がない。

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