ふくおか森づくり日記

ふくおか森づくりネットワークのブログ

2008年03月

図書館 日曜の午後

日曜の午後はいつも公立図書館は大賑わい。
なのに雨のためか今日は人は多いものの静かな
雰囲気。
子どもの声が聞こえる。
「そうしておじいさんは言いました、、、」
靴を脱いであがる子どもコーナーで
お姉ちゃんが妹に紙芝居を読んでいる。

大きくなく小さくもない心地よい声が休日という時の
BGMのように流れる。

聞きながら
『自然とかがくの絵本 総解説』編者 赤木かん子
自由国民社 2008 
を読む。

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「はじめに」から

「自然科学の絵本は比較的シロウトにも読みやすく、
子どもたちに熱狂的にうけ、読み聞かせにはぴったり
のジャンルなのです。
でも、自然科学が全般的にウケるのは4年生あたりまで・・
だからこそ、その間の4年間に、たっぷり科学の本を
読んであげたいし、優れた図鑑を見せてあげたい・・
のです。(中略)
どうぞ子どもたちを楽しませて、そしてご自身も
楽しんでください。」

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【森を育てる会 しばりん】

ブナ林の50年後

古処山では好きな場所がふたつある。
ひとつは延々と広がるツゲの林。
これがみんなクシになったら何本できるだろう。
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もうひとつは点々とあるブナの林。
葉が広がる前だが大きな落葉樹が寄り添ってたつ
様子は美しい。

ただ1年ほど前の秋はじめて来たときから気になること。
どうも林床がさっぱりしている。

里山の手入れをする人の間では「さっぱりした」はプラス
イメージで使われる言葉。
人に利用されているため明るい林、春先に草花が開花する、
林の中心となる樹木の次の世代が育ちつつある、エトセトラ。

でもここの「さっぱり」はそうではない、
と気になり季節を変え春に再訪した。
北向きの場所で春の訪れが遅いとは言うものさっぱりしている。
ぱらぱらとあるコガクウツギは枝をおるとぽきぽきと折れ完全に
枯れている様子。
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ハイノキの低い位置の枝に葉がない。
有毒であるはずのシキミの葉先をかじった跡。
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そしてこんなにさっぱりしていればあるはずのブナの芽生えや
幼樹が全くない。

それらを食べつくしたらしいシカの糞がある。
img20080329_3.jpg

地表面にみえるのはカンアオイの葉くらいか。
今あるブナが枯れたとき このままだとここは
樹木や草花がとても少ない場所になる。
というか禿山に近くなるとしか思えない。

帰りながら南向き斜面をみると目立つのは
有毒のキツネのカミソリとコショウノキ。
img20080329_4.jpg


どうしたらいいのだろうか。
シカの頭数をコントロールするしかない。

どうしたらできるのだろうか。
対応する施策ってあるのだろうか?
ブナ林をかじることは農林業被害にはあたらない。
が、シカは農林業地の中にじっとはしていないし
国有林か民有林(県・市町村・民間の林)の境界は
「そんなの関係ねー」
でかまわずエサを求めて動く。

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【森を育てる会 しばりん】

太宰府の歴史と自然を歩く

古処山でコショウノキの開花。
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終業式を終えた小学生と平日休らしいお父さんの
3人連れが楽しそうに登ってくるのとすれちがう。
大異動時期は楽しい春休みでもある。

昨年秋から年末まで行なわれた
「歩かんね太宰府 ~気持ちよかやん 風も人も~」
http://dwalk.exblog.jp/第二弾が早くもこの3/30から開催される連絡をいただく。

太宰府という土地への愛情をひしひしと感じるパンフレットも
上記ブログからダウンロードできる。

このイベントは「九州さるく」ともリンクしている。
http://www.welcomekyushu.jp/saruku/detail.php?pcd=10&acd=40
九州中、ブログを見てみんな歩いている。

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町と村をブログと車でつなぐ

キブシの花が美しい。
古処山にて久しぶりの春の野外。
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森林と市民を結ぶ全国の集いが終わる。
裏方をしていてプログラムに参加できないのは
残念だったが、みなさんがブログに書いてくださる報告を
楽しく読む。

初日全体会で
「農業においての地産レストラン、産直所のようなものは
林業にとってなんだろう」
という「九州のムラへ行こう」養父さんの発言があったことを
沢畑さんのブログ記事 で知る。
なんだろう?
消費をキーワードとした敷居の低い森へのアクセスの仕掛け。

などと思いつつ、たまった郵便物、フリーペーパーを片付ける。
リビング福岡中央3/22版の全面広告が目に留まる。
「ガズームラを楽しもう
 ブログと車で今までにない新しいムラ体験」
http://gazoo.com/mura/blog/MuraTop.aspx

村おこしのブログをリンクし
閲覧後は車で行き
現地を体験するという仕組み。
勧進元は自動車メーカー大手T車。
確かに、今九州の村々に行く手段の多くは車。

参画している九州ブロックのムラに
いつも感度の良いきらり水源村のページもある。

森林と市民を結ぶ全国の集い第4分科会演者
NPO法人グリーンウッドの活動が明日NHK総合で
紹介されるのを知る。
にっぽん紀行春 出発
「炎と向き合う40時間 長野山村留学の子どもたち」
http://www.nhk.or.jp/nagano/program/tokuban/0328/index.html

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【森を育てる会 しばりん】

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”平成20年の3月”という季節

 今冬の積雪はわずか二度だったのに寒さはきつかったように思う。
というより,昨年が暖冬だったのかもしれない。メモを見ると昨年は
今年より2週間早く、花木の季節を迎えている。
 三月に入ってからの気温の乱昇降で、開きかけた蕾は凍てついたかと
思えば、一夜にして五分咲きまで進み、朝、雨戸を開けて驚かされる。

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 ↑ 3月 1日
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↑ 3月 5日
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 ↑ 3月13日
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↑ 3月15日

3月8、9日に催された”第13回森林と市民を結ぶ全国の集い”の日は
福岡天神界隈も程よい気温となって,天も”集い”に味方して下さったと
感謝した。二日目最後の全体会まで、参加者の熱気が会場にあふれ、
事務局コアスタッフのこの一年の苦労が報われたと感じる事が出来た。
 パネラーのお一人愛林館の沢畑さんが、9日夜にはもう日刊ブログ
”ぶらっと”に感想文を寄せられ,各会場の雰囲気が伺える本当に有難い
速報として下さった。
 ふく森メンバー一人一人が,それぞれの立場で、出来る事をやり
ながら”集い”に参画できた事、これからの糧として大切にしたいもの
と思っています。

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どうぞ!        【こうのす里山くらぶ: ゆるり】
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『災害と向き合う森林と市民のこれから』
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『森と親しむ』

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