ふくおか森づくり日記

ふくおか森づくりネットワークのブログ

2008年08月

普請ほめ

九州森林ネットワークフォーラム10/3-4in小国
「子供達に豊かな森林を引き継ぐために」
のチラシができましたよ、とご連絡いただく。

山々に広がる森林、それを守る村と林業、建築と
沢山の立場から人が集りとても刺激的。
一昨年、福岡での建築見学では地元の材を活用した
家々を見せていただいた。
写真は料亭「よひら」。
梁はアカマツ(たぶん)。

img20080828.jpg


と思い起こしつつ夜 落語を聞きにいく。
最初の話が新築の家の普請をほめることについてだった。
おじさん宅に行って、普請をほめると機嫌がよくなって
お小遣いをもらえるぞ、と口上を指南してもらい
勇躍赴く話。

上がりかまちのサクラ、天井の薩摩スギの木目、
床柱のカキなど材にはじまり、掛け軸、
中庭の手水鉢まで誉めまくる。

この落語が新作だったころ
大工さんでも製材屋さんでも普請道楽の大旦那でもない
庶民も家の材について知識が豊富で
よそのお宅にうかがうとこの程度は話題となるのが
常識だったのだろう。
また、他家にうかがうとき事前に親や年長者から
ご挨拶の口上を確認されるというのも今では薄れている。
木や交際の深い文化を感じる上方落語。
この落語のおもしろさを最も堪能するのは
森を育てる会だと60代の大工さんIさんだろう。

すべての話しが終わるとホールの入り口でその日の
落語のお題を書いた紙が配られるのだが、1席を残し出る。
ネットで検索すると「牛ほめ」という題のよう。
このページの最後に材や建築用語など出てきた言葉の解説が掲載。
恥ずかしながらこれを見て耳で聞いていた言葉を
目で確認し腑に落ちる。
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakug154.htm

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「いろんな世界」

山道を歩いているとナメクジが這ったような葉っぱ。
レンジャーに聞くと虫の幼虫がこの薄い葉っぱの中で暮らしている。
葉を食べた「跡」らしい。
自分は「地球の中の日本」という中で生きている。
虫の仲間でも成虫は飛んだり、跳ねたり、人目に付きやすいが卵や幼虫は特殊な場所で暮らしている。
カブトムシは朽ちた木や腐葉土の中に産卵し、それをえさとして大きくなる。
クワガタの幼虫は朽木の中、タケトラカミキリは、タケの材の中
体の大きさに合わせて?えさに厚さ、大きさに合わせて?
暮らしてるんだ。
窮屈そうで自分の尺度では、はかり知れない世界。人間で良かった。かな?

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【森を育てる会 鎌田 隆】

タラノキの花

立秋から処暑にうつりくる。
タラノキの花が見え隠れする。
img20080826.jpg

春の芽はヒトが大好きなもの。
秋はじめの花は昆虫たちの好むもの。
葉、そして花の間からみえる青空は秋。

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今年の手ぬぐい

お盆は過ぎたが暑さはまだまだ。

夏は手ぬぐいの活躍時。
野外に出るときシャツの襟元で汗取り。
食事のとき膝の上のナフキンに。
ちょっと水がこぼれたとき台ふきがわり。

今年は思い切って3枚も購入。左の3枚。
img20080824.jpg


特に活躍しているのがグリーン地でオクラの切口をみせているもの。
色が濃いので気軽に「控え」として持ち歩く。
2回、人様にちょっとお貸し(押し付け)した。
冷房の効いたお店で半そで白いVネックTシャツの襟元で保温。
野外作業の日、午前はポートネック ストライプのTシャツの襟元で虫除け、
午後は頭に巻いて帽子がわり。
濃い色だけど何の場面でもよく合う。
使ってくださったお二人が若い美人だからかもしれない。
手ぬぐいも幸せだったろう。

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ワーキングホリデーin福岡

10余年前、テレビを見ていたら
棟上?のシーンが映っていた。

福岡県黒木町というところで農家さんが
農と町をつなぐ活動、山村塾というのをはじめ
その拠点施設四季彩館という施設を
私財を投じて建設するとのこと。
ふ~ん、そんなことをする人がいるのだ、と
衝撃というのではないけれど、なんとなく
記憶に残った。

まさかそれから数年して、自分が保全グループに所属し
その森を育てる会がノリと勢いで
山村塾さんの活動に体験にうかがうことが数年続き、
そこで研修生をする人、
そこの事務局農村青年にヨメに行く人など
首までつかる人が続出するとは思いもしなかった。

山村塾さん、九州大学重松研究室が中心となって
実施する第11回国際里山・田園保全ワーキングホリデーin福岡が
今年も開催される。
さまざまな出会いがまたここで起きる。

***************************************

稲穂が色づき、彼岸花美しい9月末
黒木町において10日間のワーキングホリデーを開催します。

11回目となる今回は、
森林セラピー基地の遊歩道整備と竹屋根の小屋作りなど盛り沢山!

また、NPO法人NICEの協力を得て、
9/1~11/18の80日間 「里山80日ボランティア」開催!
海外ボランティアも参加決定!

興味のありそうな方にご紹介ください。

++++++ここから(転送・転載歓迎!)++++++

◆◆◇◆◆里山保全ボランティア募集!!◆◆◇◆◆
☆第11回国際里山・田園保全ワーキングホリデーin福岡☆
★The 11th International Conservation Working Holiday in Fukuoka★
~~遊歩道づくり 竹林の手入れ 竹屋根の小屋づくり 山村生活~~

ワーキングホリデーとは働く休暇。
茶畑に棚田、そして山々に囲まれた八女郡黒木町で
国や地域、年齢、性別の垣根を越えてボランティアが集まる
10日間のボランティア合宿を開催します。

募集については http://www.jcvn.net/v/
または、以下をご覧ください。

◆と き 2008/9/19(金)~28(日)の10日間
     ※5日間ずつの日程で募集します。
◆ところ 笠原東交流センター「えがおの森」
      福岡県八女郡黒木町笠原
     ※元小学校校舎。木造の味わいある施設です。

◆活動のテーマは、
 ・地域の活動と、農山村環境を知ろう!!
 ・実体験を通じ、里山・田園の自然風景を守ろう!!
 ・国や地域、年代の異なる人達と交流し、多様な価値観を見につけよう!!
 ・体感を通し、ボランティアとしての素養を身に付けよう!!
 ・旬の食材で作った本物の郷土料理を味わおう!!

◆募集対象 16歳以上で各日程20名。
 農山村、里山保全、環境保全、国際交流などに興味関心をお持ちの方。

☆★スケジュール、参加費☆★
■第1ワーク
 2008.9.19(金)10:00~23(火)10:00
 参加費:一般20,000円 学生15,000円
  ○第1日目(19日) 午前:オリエンテーション
             午後:保全ワーク 夜:交流パーティー
  ○第2~4日目(20~22日) 保全ワーク、NPOセミナー
  ○第5日目(23日) 片付け、掃除後に解散

■第2ワーク
 2008.9.24(水)10:00~28(日)10:00
 参加費:一般20,000円 学生15,000円
  ○第1日目(24日) 午前:オリエンテーション
             午後:保全ワーク 夜:交流パーティー
  ○第2~4日目(25~27日) 保全ワーク、NPOセミナー
  ○第5日目(28日) 片付け、掃除後に解散

■第1、第2にフル参加の場合
 期間:2008.9.19(金)10:00~ 28日(日)10:00
 参加費:一般・学生ともに30,000円
  ○9/23日は休息日となります。
  ○休息日は、自由もしくはオプショナルツアーにご参加ください。
 
 ※参加費には、施設利用料、食費、保険料、事務運営費含みます。

☆★プログラム☆★
第1ワークと第2ワークの日程で、下記のようなプログラムを行います。
作業は技術指導者やリーダーと一緒ですので、初めての方でも安心です。

 ○遊歩道づくり:森林セラピーロードの遊歩道整備を行います。
 ○竹林の手入れ:荒廃した竹林を整備します。
 ○竹屋根の小屋づくり:竹林の整備で出た竹材を利用した小屋づくり。
 ○合宿生活:期間中の炊事や掃除は、当番制で行います。
   (五右衛門風呂や薪ボイラー、薪ストーブなど利用します。)
 ○里山セミナー:里山についてのセミナーやNPO活動事例紹介

 ※天候不順などによって作業内容が変わることがあります。 
 ※この活動は、世界中からボランティアを募り、9/1~11/19の
 期間行われる黒木国際ワークキャンプ「里山80日ボランティア」と連
 携して行います。80日のプログラムに参加ご希望の方は、お問合せく
 ださい。(http://www.nice1.gr.jp/lm-japan/lmj-mwc.html)

☆★応募方法☆★
 申込みフォームをご記入の上、下記連絡先まで郵送、FAX、メール
 にてお送りください。後日、参加資料をお送りします。
 9/8(月)、もしくは定員になり次第〆切ります。

■申込みフォーム
 -----------------------------
 1)氏名
 2)フリガナ
 3)年齢
 4)性別
 5)郵便番号
 6)住所
 7)TEL
 8)メール
 9)所属(*学生の方は学校、学科、学年等も)
 10)交通手段(自家用車、どなたかに送迎、公共交通機関)
 11)自己PR
 12)希望日程(第1、第2、フルワーク)
 -----------------------------

■お問い合わせ、お申し込みは
 国際里山・田園保全ワーキングホリデー実行委員会
 (担当:山村塾 小森耕太)
 sannsonn@f2.dion.ne.jp
 〒834-1222 福岡県八女郡黒木町大字笠原641「四季菜館」内
 TEL 0943-42-2722 FAX 0943-42-3800
 団体HP http://www.design.kyushu-u.ac.jp/~sigematu/work/
 募集HP http://www.jcvn.net/v/

☆★企画運営について★☆
■主催:国際里山・田園保全ワーキングホリデー実行委員会
 (山村塾、黒木有機農業の会、黒木町林業振興会、
 九州大学大学院芸術工学研究院重松研究室)
■共催:(特活)NICE、笠原里山振興会
■後援:黒木町、八女森林組合、西日本新聞社、朝日新聞社、
 読売新聞西部本社、毎日新聞社、(特活)森づくりフォーラム
 (申請中:福岡県、福岡県教育委員会)
■アドバイザー:九州大学大学院芸術工学研究院教授 重松敏則

☆★参加団体情報☆★☆★
★山村塾 http://www.h3.dion.ne.jp/~sannsonn/
地元農林家と都市住民が協力して活動するグループです。環境保全型農業
による耕作放棄農地(棚田)の復田・管理、杉・桧の風倒木被害地での広
葉樹の森づくりを行っています。

★特定非営利活動法人 NICE http://www.nice1.gr.jp/
NICE(ナイス)は、カラフルでヘルシーな地球社会づくりのために、
ワークキャンプ等のボランティア活動を行うNGOです。2007年は
260事業を主催し、2,842人が参加、海外ボランティアには848
人を派遣。日本で唯一、国連・CCIVSに加盟しています。
※今回は、黒木国際ワークキャンプ「里山80日ボランティア」のボラン
ティア募集と運営サポートを担当しています。

++++++以上です++++++

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