ふくおか森づくり日記

ふくおか森づくりネットワークのブログ

2009年04月

「大空へ」

先日の暖かい朝、庭の池を見てみると
今年の第一陣が飛行の準備に取り掛かっていた。
見ているうちにどんどん大きくなり、体を出し、羽根を伸ばしてゆく。
お日様の光をいっぱい浴びて、きらきら羽根を輝かせて、大空へ巣立っていきました。
ジョウジョウトンボかな?

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【森を育てる会 鎌田 隆】

若葉寒

 今年は、常緑樹衣替えの様子が、少し例年と違っていた
ように思う。それでも今は、すっかり新葉に入れ替わって
個々のクスノキで、色合い様々に、やわらかな若葉が美しい。
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 堆肥に出来ないかと(鴻ノ巣山などでの作業経験が、日々
の暮らしにヒントを与えてくれるところ、多々)脱ぎ捨て
られた古葉を、かき集めていくと、段々大きな嵩になり、
ザァーーッ、ザクザクザッザザッと、音もまた、岩に打ち
砕ける波音のように聞こえてきます。
 初夏の山あいで冬の日本海を思い浮かべながら、ひと汗
かく。なんだか変、だけど、頬が緩んできます。
 しかし、汗だく後の寒いこと!!!

 オヤ?其処に 無事で居りゃるか 若葉寒   悠留里
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”梅雨寒”は夏の季語ですが、”若葉寒”というのもあるのですね。


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どうぞ!!!    【こうのす里山くらぶ: ゆるり】

天然樟脳&アロマオイル

知人との会話。

「今年度から絵画教室をはじめるのだけれど
 参加してくれた子供たちが自然を好きになってくれれば
 いいなと思って。」

「うんうん」

「教室のそばにクスノキがあるのでそれを題材に使いたいな」

「!クスノキって葉音がさわさわするかんじだし、すぐ大きくなるので
 大木好きな人には評判いいみたいだよね。
里地に近い公園にも植えられているのをみるけど
あっという間に一番高くなって他の植物を影にしてしまうし、
自然の植生とはちょっと違うかんじで
ごめんけどあまり好きではないんだよね。」

「え~そうなの、でも、教室そばのクスノキは素敵なので是非見に来て。
 話しはちょっとそれるけど立花山のクスノキ原生林とか
 自然にできたんじゃないの?」

「原生林てまったく人が手を加えていないってイメージが
コトバ的にはするけど人が大事にしてきてそれが中心の森に
なったんじゃないのかな。
ほら、古処山のツゲ原始林
クシの材料として有用だったから他の植物より大切にしてきて
ツゲが多い森になった、あんなかんじ。
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立花山も昔の人がしょうのうをつくるため大事にしたんじゃないのかな。
だけど今はツゲのくしもあまり見ないけど
クスノキでつくる樟脳(しょうのう)は見たことないなあ。」

27日、朝NHK「おはようにっぽん」をみていたら日本でなんと唯一 
天然しょうのうをクスノキからつくっている工場が紹介されていた。
福岡県みやま市の工場では九州一円からクスノキの大木を集める。
チップにしてかまのなかで2トン、12時間ほど蒸す。
その蒸気に含まれている水分から結晶化したしょうのうができる。
のこりは油分だが、それを圧搾してできた油が最近はアロマオイルとして
人気があるそうだ。

今が製造のシーズンということでなぜかと思ったら、衣替えに
間に合うように作る、ということだ。
化学的につくる防虫剤に比べて 風に当てるとすぐにおいも取れて
とてもいですよ、と製造者さんのお話。
http://www.tokusanhin.jp/products/fukuoka/152/

日本で唯一の天然樟脳が買えるお店。みやま市のぎんなん工房

切って材料に使っていただきたいクスノキ大木をあちこち思い浮かべる。

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【しばりん】

お茶摘み

連休はどうしようかと思っていたら
山村塾さんからお茶摘みのご案内をいただく。
かまの熱さ、お茶の香ばしさを感じるご案内。
あなたもいかがですか。
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◆里山ミニワーク「お茶摘み」◆

「夏も近づく八十八夜~♪」
八女茶発祥の地、黒木町で、手摘み・手揉みのお茶づくりを行います。
手摘みをする茶園は、昔ながらの品種を守りつづけている
山間の在来種の茶園です。
揉んだお茶は、最終日に仕上げをしてお持ち帰り頂けます。
黒木町に新茶の香りを楽しみに来ませんか?

□日 程:2008/5/4(月)~5(火)

□集 合:5/4(月)9 時半 「えがおの森」
 ※連休中なので、高速道路など混雑が予想されます。
   気をつけてお越しください。
□解 散:5/5(火)16 時ごろ
□場 所:笠原東交流センター「えがおの森」
     〒834-1222 八女郡黒木町大字笠原9836

□内 容:昔ながらの在来茶園で手摘み・手もみのお茶づくりをします。
  5/4(月):お茶の手摘み→茶工場見学→手もみ茶づくり。
        夜は里山談義・交流会
  5/5(火):手もみ茶づくり(仕上げ)→再製火入れ。
 ※空き時間に、本業のお茶摘みのお手伝いあり。(機械摘み)
 ※内容は予定。天候や生育状況によって変更することも。
 ※在来種とは品種改良される前の、昔からあるお茶のこと。
  一本一本の木に個性があるので、収穫が大変ですが、
  味わいが深く美味しいお茶が出来ます。

□参加費:一般6500 円、会員5500 円、学生・子供3000 円。
 ※1 泊4 食、保険、運営費、持ち帰りお茶代含む。
 ※交流会は酒代実費ご負担ください。

□定 員:30 名(定員になり次第締め切ります。)

□申込み方法:以下の項目をご記入の上、お申し込みください。
 1)代表者氏名:
 2)同行する方の氏名:
 ※学生・子供の方は学年または年齢をお知らせください。
 3)住所:〒
 4)電話番号:
 5)携帯電話(当日連絡用に):
 6)交通手段:

□申し込み・お問合せ:山村塾 事務局(担当:小森耕太)
〒834-1222 福岡県八女郡黒木町大字笠原9836-1 えがおの森内
TEL・FAX 0943-42-4300  Eメール:sannsonn@f2.dion.ne.jp
山村塾HP http://www.h3.dion.ne.jp/~sannsonn/
※2009年4月、事務所移転しました。

◆詳細情報◆
□持ち物:汚れてよい服装(長袖、長ズボン、しっかりした靴、帽子、軍手)、
     タオル、着替え、寝巻き、洗面用具(石鹸、シャンプーはあります)
 ※雨天のときは雨具、長靴。(貸し出し可。できるだけご準備を)
□宿泊について:えがおの森に宿泊します。
 ※男女別の大部屋です。布団、風呂、シャワー、トイレはあります。
□交通手段:
【公共交通機関ご利用の場合】
 ※送迎準備のため必ず事前連絡。
 JR 鹿児島本線「羽犬塚駅」下車(博多から50 分、910 円)後、
 堀川バスをご利用ください。
 堀川バス・羽犬塚発(黒木行)8:12 発→黒木営業所9:03 着 運賃750 円
 →9:00 に、黒木営業所までスタッフが迎えに行きます。
 ※堀川バス八女営業所0943-23-6128 (http://www.horikawabus.co.jp/)
【お車をご利用の場合】
 広川IC、八女IC から約25 キロ、車で45 分です。
 国道442 号線を、黒木、矢部方面に向かい、「黒木大藤」交差点を左折。
 赤い鳥居をくぐり5分(約2 キロ)で四季菜館。
 さらに約7 キロ先が「えがおの森」です。
 http://www.egaonomori.jp/access/access.html

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*里山ミニワークは、里山でちょこっと働こう!を合言葉に、棚田や
 里山の保全活動を行うボランティア合宿です。
*山村塾は、都市と農山村が一緒になり、環境にやさしい米づくりや
 豊かな生態系の森づくりを通じて、山村の環境を守るグループです。
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【しばりん】


「小さなタマムシ」

遊歩道沿いの誘導標
柱に近づくと人の気配を感じてか赤い小さなダニが大騒ぎ。
何度もこのパターンでダニに遭遇している。
彼らは獲物に取り付くために高い場所で待ち構えているのか。
ちょっと恐い。
その脇にアリぐらいの小さな昆虫を発見。
ルーペで見るとタマムシの形。
自然観察センターの図鑑で調べてみたら「ヒシモンナガタマムシ」のようだ。
落葉の上だとまず、ダニもタマムシも分からないだろうが
人工物の上だと小さな生き物も良く見える。


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