ふくおか森づくり日記

ふくおか森づくりネットワークのブログ

2010年11月

また川辺のお散歩

大野川水系のひとつ乙津川河口近くを訪れる。
101126乙津川河口法心寺みえる
上流方向を見るとやや蛇行した川辺にヨシ。
美しさに誘われてふらふら散歩。
左手の瓦屋根のあたりで土手をおりる
小さい階段がありお寺の裏手に出る。
表に回る。
101126法心寺
加藤清正って熊本にいたんだよね
だけど、、ここ大分市鶴崎だよね?
看板を見ると加藤清正がこのあたりの土地を
もらったらしい?
101126法心寺看板1
?と思いつつ歩くと「毛利空桑記念館」
という看板。無料らしいのではいってみる。
はいるとすぐに箱庭らしい模型があり見入る。
館の方が説明してくださる。
箱庭はお茶屋といって参勤交代の時
熊本の殿様が休憩した藩の屋敷の模型。
なんで熊本の殿様が江戸に行くのに大分を
通ったのか。いくつかあるルートのひとつで
肥後街道、旧野津原町等を通り鶴崎から
船に乗り大阪へ。そして陸路江戸へという
ルートがあったとのこと。
模型のふちにさがっていた板をぱっとあげると
そこには江戸時代の鶴崎の絵図。
茶屋を中心して描かれ、茶屋が鶴崎の
中心だったことが一目でわかる。
近くには船の運航をする人等参勤交代の御用をする
職能の住む町が描かれる。
河口には加藤清正、その後の細川氏に
なってから作られたふたつの港も描かれている。
昔の絵図は暮らしや植生がいきいきと感じられる。
港のそばに松が描かれている。
地図をお目にかけられないのが残念だが
大分市史中巻の付録に掲載されているとのこと。
101126もうりくうそ
 ところで毛利空桑は江戸時代の教育者で
帆足万里の弟子のひとり。
館の方によるとお茶屋はこの毛利空桑記念館のすぐ前、
現在鶴崎高校が立っているところにあったとのこと。
旧野津原町のお茶屋あとも同様に小学校の敷地に
なっているそうだ。
こうしているうちに明日は12月。
 

川辺のおさんぽ

柳川の塩塚川沿いをさんぽ。
なんかかわったものが、、、
くも手網と群落
くも手網という漁の装置。
水面にも網が映る。
手前にはほわほわした穂が目だつヨシ
横に短くピンと出た黄葉が印象的なアイアシ。 
漁ってどうやってするのかな~と思っていたら
「夕食のおかずにする」って、森じゅんさんの見た
上流の釣りと同じですね。
 
このあたりには最近シチメンソウ 
か?と思われる植物がみられたとの報道がありましたが
 
こんな川辺を散歩するのは秋の楽しみです。
 

シカの生活雑貨

シカは日本の森で爆発的に増えている。
シカを食べようというレシピはネット上などで
見ることが出来る

それだけでは足りない、何かもっとシカを
利用する方法というか 新たなシカとの関わりを
都市の人が持てる生活雑貨というかアイコン的商品て
ないかな~と時々考えていました。
印伝など古来の利用はすばらしい。
あわせてゆるキャラ的なものがあればいいなあ。

岩田屋さん新館6階をふらふらと歩いていたらシカの
模様が。奈良絵らしい柄。
奈良のお店なのか、、とスペースに足を踏み込む。
遊 中川 とある。
シカの絵をあしらったポケットティッシュなど
かわいい。
シカそのものを使った商品てないかな、、と探していたら
ありました!!
鹿革麻帆布カード入れ 
画像は中川政七商店公式通販サイトより
106-673-202_1
たまたまて店頭ではみかけなかったが薄紅
生成など他の色もあるようだ。
鹿角細工耳かき奈良の鹿角ネックストラップ 
なんてのも通販ページにありました。

「遊 中川」は奈良で代々麻製品を商ってきた
中川政七商店さんの
ブランドの一つ。
鹿皮は奈良の藤岡勇吉本店さんという主に剣道具を
作る会社が加工したもののようだ。
藤岡勇吉本店さんのトップページを見ると皮は
輸入物とのこと。
海外は皮の供給体制が整っているのだろう。
こちらの皮の加工過程が紹介されているページがあった。
木でもそうだが自然資源を使った製品が私たちの手に
届くまで沢山の方の様々な技術、生産、流通の経路がある。

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【しばりん】

大分県立先哲資料館

大分に所用で行き午前ぽっかり空き時間。
大分県立先哲資料館にいつか行ってみたいと
思っていたので館に問い合わせ交通経路など
教えてもらう。
大分駅から市内中心部を通り抜け春日神社など
佐藤剛史さんが子供の頃走り回ったあたりをバスは進む。
ほのぼの大分の町中らしい風景を見ながら20分ほどで着。
大分県立図書館の一角にある。
大分の先人のことを中心に調査研究普及している
機関のようだ。
本体は上階にあり展示室は1階。
 
県立図書館と共通のロビーにはいってすぐ
1階の県勢情報コーナーには昨今の情勢を
反映してか、軍港の古地図など解説付きで
展示されている。
隣接して先哲資料館展示室。
秋季企画展「伊能忠敬、大分を測る」開催中。
(パンフレットの表紙をスキャンさせていただきました)
 伊能忠敬
入口には伊能地図の大分県部分を大きく拡大し
カーペット状にしたものにあがることができるように
なっているのが目を引く。
展示の中では、大分の中で忠敬がどのようなコースを
通り、昼夜どこで世話になったか、各藩主からの
届けものなどを記載した表が面白かった。
実際に歩いた道のりや様子がそこはかとなく伝わる。
きっちり記録をとっていた忠敬。A型気質?!
 
また忠敬が元々地図を作りたかったのではなく
天文観測に興味があり 緯度一度の長さ、地球の大きさを
知りたくそのために広い範囲の測量を師匠高橋至時とともに
企画したのが発端とは初めて知りました。
サイエンスへの関心が社会の用に繋がったという例の
ひとつ。
 
大分市は空襲にあったが他の都市はそうでもなかったので
伊能隊の様子が記されている県内の様々な古文書も展示さ
れているのも興味深い。
何の研究領域でもそうなのだろうけれどこのあたりを探すと
目当ての何か(この場合は記載)があると検討をつけて
引っ張り出してくるのは大いなる楽しさのひとつなんだろう。
企画展のパンフレットA4サイズ表紙コミが8枚カラーも充実していた。
 
この館は研究紀要の他、大分先哲の資料集・
3回には閲覧室もあり歴史に関する普及書も置いている。
いつもお世話になる「江戸時代人づくり風土記」
をみかける。入会のことなど具体例があるので
「油山の宝物探し」に役立ちそうとはじめて見た
「近世の村と町」山川出版をメモして
なんとなく得した気分になって帰る。
 
忠敬展ですがすみません、今見たら昨日で終わっています。
でも年度内他の企画展、資料展が予定されているようです。
一度行って見られてはいかがでしょうか。
 

三越でここのき

福岡三越8Fで本日まで開催されている
糸島くらし×ここのき 
(15日に行ったのに遅報告で、、)
 
おしゃれなディスプレイの中
展示即売の他 木のネックレスつくりの
ワークショップも開催されていました。
畳スペースの上のちゃぶ台がワークスペース。
来店された方とても楽しそうでした。
合間には関係者のお子さんでしょう
ちょっこしお昼寝。
101115_1628~01
作家さんも店頭に立たれいろいろお話。
杉と温泉ぐるぐる計画で温泉に関わられたことで
お風呂に搬入しようとした杉玉がころころ
転がったの様子などうかがいました。
あの杉玉で子供たち(だけではないが、、)が
お風呂の中で水球もどきに遊んだりしてましたよ~
など企画・参加双方で盛り上がってしまいました。
 
一角ではこの展示会の出展者の日常を撮影した
映像が流れていました。
これは2本のユーチューブでも見ることができます。
 
さて、今回のお買い物は二つ。
なごみの木さんのお匙、
わたの花さんのマスク。
R0010401
展覧会は今日までですが、これからに繋がりそうな
素敵なイベントでした。
 
えっ、きょうまでやったん?行きたかった!!という方。
 
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