ふくおか森づくり日記

ふくおか森づくりネットワークのブログ

2011年12月

森は海の恋人

12月にNHKで放送された
この番組で知った、畠山さんの力強さに引き込まれ
著書、「森は海の恋人」(文春文庫)
寝しなに読むここ数日です。
 9784167717049
今まで手に取らなかったことを後悔しつつ、
畠山さんの全人的な教養の深さやオルガナイザー
としてのお力にに恐れ入りつつ読んでいるのですが。
それは主に3つの点によります。
 
・畠山さんは養殖場の上流に位置する山に植林
したことで著名ですが、沿岸部も含め
各山々は過去の時々に、誰が所有し、
どのような利用があったかを
非常に関心を寄せて書いていること。
山の今の姿は所有・利用の歴史・経済と不可分なのを
生業と人生を通じ肌身に感じておられるのだと思います。
 
・海、山にかかわる観察と描写が深く美しいこと。
 
・言葉に対する豊かな感性。
 本書には熊谷龍子さんという方の短歌が
 各章を絵画のように彩っています。
 熊谷さんは上流の山に住み、おじい様、お父様と
 歌を読んでこられました。
 畠山さんは熊谷さんとお話する中で
「洗練された言葉の世界の中に不思議な力が潜んでいることに
 気付かされ」、海を守るため、植樹する運動をすすめるため
 「簡潔で、わかりやすい、人の心を打つような標題をつくるのに
  力を貸してくださいとお願い」しました。 そして
 「森は海を海は森を恋いながら悠久よりの愛紡ぎゆく」という
 歌が生まれ、そして有名な「森は海の恋人」というフレーズが
 誕生したのでした。(第5章 森は海の恋人 「手長野の歌びと」)
 
熊谷龍子さんは「歌集 森は海の恋人」を出して
おられるとのこと。 また、現代林業2002年ころの
目次に同じお名前が何回か出てきます。
林家さんとのことなのでもしかしたら同じ方なのでしょうか?
 
と思いつつ、今年は暮れていきます。
 

バイオマスセミナーin佐賀

再生可能エネルギーへの期待が
高まっています。
佐賀県主催で木質バイオマス等に関する
セミナーが開催されます。
申込締切は1/20(金)。定員100名。
申込先、開催趣旨、他詳細は佐賀県ホームページ
ご確認ください。
以下概要。
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”バイオマスセミナーin佐賀”

○日時   平成24年1月24日(火曜日)
         14時00分~16時40分
○場所   グランデはがくれ フラワーホール
         〒840-0815 佐賀市天神2-1-36
○内容 
 1 バイオマスのエネルギー利用に関する
   佐賀県の取組
    佐賀県 農林水産商工本部
    新エネルギー・産業振興課
 2 林地残材を発生させない収集システムと
   市民ボランティアとの協働
    有限会社 古屋製材所 小栗 英夫 氏
 3 木質バイオマスからの水素製造と
   燃料電池自動車への供給
    有限会社 鳥栖環境開発綜合センター伊地知 武郎 氏
 4 鳴神温泉ななのゆにチップボイラーを導入してみて
     株式会社 鳴神温泉 北島 正信 氏
○参加費  無料(ただし、別添チラシにより事前申込をお願いします。)
○その他  プログラムの詳細や参加申込方法は、別添のチラシをご覧ください。
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【しばりん】

水の力

年末・年始にいろんな遅れをとりかえすカクゴの
12/27となりました。
ということで、読み物の調達は
見送ることにしましたがweb上の連載を
ちらりと訪問する誘惑には勝てません。
 
水や河川と人の関わりに
多面的にアプローチするホームページ。
よく森林についてもとり上げています。
 
機関誌は年3回発行されています。
最新号『水の文化』39号特集は「小水力の底力」。
小水力にかかわる水利権や発電をはじめた人について
など充実しています。
また、今号では「高知の底力」にもスポットをあてており
小水力の他、梼原町のエネルギービジョンも
とりあげています。
巻末の連載、「水の文化書誌」を執筆している
古賀邦雄さんは福岡の方。
「ダム文学の追及」は時節にあったテーマですね~
古賀さんのホームページ「古賀河川図書館」
リニューアルされていて、とても検索しやすそうです。
 

新年グッズいろいろ

今年も残すところわずかとなりました。
新年を迎えるあれこれ、ご用意されました?

■ 杉の木クラフトさんとお仲間の展示会があるそうです。
日時: 2011.12.26(月)-31(土)
会場: 福岡三越1階neone
糸島のつくり手仲間でお正月を彩るモノを提案します。

■「森の学校」さんのカレンダー
豊前市のNPO法人「森の学校」さんでつくったカレンダーが
人気で、卓上版はすでに完売。
月めくりカレンダーを毛糸で廃材にくくりつけるスタイル。
詳細は毎日新聞を。
森の学校さんは他にクラフト素材の製作販売をしています。
施設はもみじ学舎の中にあり、土日はお茶屋が開くとのこと。 
年が明けて平常営業になったころうかがってみたいものです。

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【しばりん】

イェンセンさん

数年前、とある飲み会で宴もたけなわ。
飲めない自分以外はほどよくお酒が
まわったころ、隣に座った人は
ふく森の連続講座によく参加して
下さっている方だった。
「この人の話を連続講座で聞きたいとかあります?」
「んーーイェンセンとか」
「どんな方ですか?」
「デンマークの人で畑なんかをしている」
ここで「あーいいっすね」とか言って
楽しくどんどん聞いていけるキャラだと
よかったのですが、盛り上げるよりついつい
詳細に気持ちは向き
「農やったらあんまり関係ないし・・
 え~聞いたことのない名前やね。」と
考えているのが顔に出ていたようで
話は続かず、何気に互いに席を
変わったのでした。

森と洋服のプロジェクトを久々に
のぞいたら「森を守る人」
紹介されていたのがイェンス・H・イェンセンさん
・デンマークでは木工の時間が週2時間あること
・木工のみならず木にかかわるさまざまなことを
 その時間で伝えること、
・今試みている国産材を使ったリノベーションの
 こと
そもそも北欧の人と森のかかわり
等書かれています。是非、御一読を。
 
イェンセンさんのブログ、見ると、ただ今は、
デンマークでクリスマスを満喫されています。
12/11の森の中のニッセづくり
では、NPO法人森のライフスタイル研究所
活動に協力する様子が描かれています。
 
「イェンセンってどなた?」って顔して
ごめんね、Tさん。
 
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