ふくおか森づくり日記

ふくおか森づくりネットワークのブログ

2022年11月

11月23日(祝水)13時半~YouTube配信 矢部川シンポ

2022矢部川シンポチラシおもて - コピー

今年度の矢部川シンポの聴き所は
森林水文学という気の長い学問の蔵治さんの
お話に、河川工学という、川を設計する学問で
かつ、流域管理を、ここ20年近く語り、あるいは
設計した島谷先生が、コメンテーターとして
どのような切り口から議論を展開していくか。

また、矢部川源流部で、農業林業に取組む
中司さん、小森さんが、中山間地の山の担い手として
どのようなお話をされるか。
聞き所満載です。

YouTubeの配信があります。


広報webサイト↓


■プログラム
13:30 開会あいさつ
13:35 基調講演
    「森林の機能と流域治水(仮題)」
    蔵治 光一郎氏
   (東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林・教授)
14:50 〜休憩15分〜
15:00 話題提供 〜矢部川流域の森林に携わる立場から〜
    中司勝万氏
   (八女市矢部村で農林業を営む。矢部村愛林クラブ代表理事、
    福岡県林業研究グループ連合会会長)
    小森耕太氏(認定NPO法人山村塾理事長)
15:30 パネルディスカッション「流域治水と森林」
    蔵治光一郎氏、中司勝万氏、小森耕太氏
    コーディネーター:島谷幸宏氏
    (熊本県立大学・球磨川治水策研究室・室長(特別教授)、
     九州大学大学院工学研究院特命教授、大正大学特命教授)
16:45 閉会


【しばりん】  

原木シイタケ、菊炭、クヌギ林

ここ二日、ふたつの講座を聞いた。
掲題は両方で出てきた言葉。

両講座で共通した話は
地域で、クヌギ林を循環させるには
生活の糧:収入になることが必要

それには、海外の菌床栽培のシイタケ、
高価ではない炭と差別化する商品を
つくる。
クヌギを小面積皆伐して
7~15年のサイクルで利用していく。

ただ、クヌギを利用したこれらの作業は
半年間ということもあり、1年の生活は
まかなえない。
どうするか。

直接支払いのような制度を
たとえば環境税を投入してできないか、という
意見を表明した方もおられた。

クヌギやコナラの大木をめでる
ことはいま、決定的にできなくなった。
カシナガキクイムシが大木を枯らすから。
この前、胸高直径45㎝のコナラにはいっていた。
(はかってくださった森会のおとうさまありがとう)

ある学芸員さんが、調査をしていて
近くで、大きな枝がガサッと落ちた。
カシナガキクイムシ被害木。
森林調査には、ヘルメットが必要になってきたと
書いていた。

ナラ類の大木は伐っていかないと、落枝は
林業者、研究者、ボランティアだけでなく
レクリエーションで利用する人にも
落ちてくる。

伐って利用することが急務なのを
改めて実感した二日間でした。
それぞれの主催者に深謝です。
そして、zoomの普及に。
両講座で話されたトップランナーの実践者の
方々の迫力に圧倒されました。


【しばりん】  

番組「パリジェンヌの田舎暮らし フランス手仕事の世界」

Eテレ 11/17(木)午後10:30~11:00
パリジェンヌの草木染、たたき染が
紹介されます
「心やすらぐものいろいろ」 - パリジェンヌの田舎暮らし フランス手仕事の世界 - NHK
再放送もあり

9/25森を育てる会でも草木染、たたき染をしました。
油山自然観察の森 森を育てる会


【しばりん】  

本日申込締切 気候変動・人口縮退で問われる森林科学の役割: 国東半島宇佐地域での実践と研究

とき  11月17日(木)17:00~
ところ  (対面)×Zoom ハイブリッド

11月17日(木)17:00~ 東京大学農学部1号館1階第7講義室 (対面)×Zoomによるハイブリッド開催
17:00~17:05  趣旨説明
       香坂 玲 教授 (東京大学大学院 農学生命科学研究科森林科学専攻)

17:05~17:45  「国東半島宇佐地域における広葉樹林を利用した持続的生産活動」
       林 浩昭 会長 (国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会)

17:45~17:55  話題提供:「国東半島宇佐地域における農業とサンショウウオの関係」
       永野 昌博 准教授 (大分大学 理工学部 共創理工学科)

17:55~18:05  話題提供:「国東半島宇佐地域におけるしいたけ生産の気候変動適応策」
       香坂 玲 教授

18:05~18:30  質疑応答

申込みフォーム:https://forms.gle/JFrXFSqRsvdF5pvq9 (11月15日締切)

・・・・
このセミナーは
「地球温暖化はしいたけ生産と品種選択を変えるか
 ~国東半島宇佐地域GIAHSにおける生産者聞き取り
 遺産エリアの風土の分析結果から」
という研究の関連発表のようです。

セミナーの詳細こちら


【しばりん】  

11/16(水)生物と気候変動「(仮)気候変動で生き物はどう変わる?」

イベントご紹介
日時:11/16(水)18:00~19:30
方法:Zoomミーティング
講演:「(仮)気候変動でふくおかの生き物はどう変わる?」
講師:福岡県保健環境研究所 環境生物課 中島淳さん
申込:以下、グーグルフォームよりお申込みください。
    https://forms.gle/WhyFcGiqgranG31B6 

気候変動は私たちにも、そして地球に住む生き物にも
多大な影響を与えています。
気候変動の影響で、絶滅する生物が発生するかもという研究も。
今回は県内で生物調査、研究などを行っている専門家をお招きし、
気候変動の影響で福岡の生き物にどんな影響が出ているのか、また、
生物多様性保全は一体だれのために、何のためにやるのかなど
のお話をお聞きしたいと思います!

こちらからコピペしました↓

【しばりん】  
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