山寺を後にし、石垣のそばでタゴガエルのゴゴゴ
という求愛の声
を聴き心を和ませつつ考える。
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なぜ鹿はおおごとといえなかったのだろうか?
鹿はかわいいと思っている人に
その気持ちを逆なでするする可能性のあることを
短時間で説明する自信がなかったからだと思う。

鹿の食害はあちこちで言われていて
今年度は福岡県の肝いりでジビエ試食会があったし
「世界遺産をシカが喰う シカと森の生態学」
なんて本も出版されている。
しかし多くの方の鹿の印象はディズニーのバンビ、または
修学旅行の奈良の鹿ではなかろうか。

私はたまたま鹿=ローリングスの小鹿物語=大食いである。
これは幼児期の刷り込みによるものだ。
親「小鹿物語はきらいだ」
子「なんで」
親「作物を食べる小鹿が殺されるのがわかっているからかわいそうだ」
一般的に幼児の親は子供に向かって「○○がきらい」とあまり言わない。
よってこの「きらい」は効いて
小鹿=植物の芽生えを食べる=ヒトにとってけっこう困った生き物
というのがしっかり刷り込まれてしまった。

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【森を育てる会 しばりん】
今度同じ場面に出会ったら、さらっと「シカはおおごと」と
いえるようになりたい。

いろいろあったが今年度ものこりわずか。
よりよい次年度でありますように。

日本の人でローリングスの住んだ家の訪問記のブログを
読む。http://blogs.yahoo.co.jp/anragi2hiro/29433964.html
けっこう最近の人なのだ。