ふくおか森づくり日記

ふくおか森づくりネットワークのブログ

連続講座

第1回森の講座「3.11 大津波が教えてくれたこと 森から始める震災復興」 

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ふくおか森づくりネットワークでは、9月より全3回の

森の講座「私たちの森は今」を開催いたします。

東北、福岡、東京で森と深くかかわっている方たちを講師にお招きし、

これからの「私たちの森」の姿を一緒に考えてみたいと思います。

まずは、第1回の講座のご案内です。


◆第1回のチラシはこちらから https://db.tt/SWLfPxRv
facebookのイベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/events/324770081019887/?ref=22

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┿◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿

森の講座vol.

  「3.11 大津波が教えてくれたこと

                         森から始める震災復興」  

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震災で倒壊した家屋などを「復活の薪」として販売することで、

地域復興の第一歩を始めたNPO法人吉里吉里国(きりきりこく/

岩手県大槌町)。

現在は、「昔の海を取り戻すために森を整備し、雇用の場を作る」と、

山仕事に取り組んでいます。

この活動の代表を務める芳賀正彦さん(糸島市出身)に、震災を超えて

歩む今を、故郷への思いと共に語っていただきます。

日時:9月14日(日)13時30分~17時(開場13時から)
会場:糸島市人権センター 大会議室
糸島市前原東二丁目2番1号(筑前前原駅 北口より徒歩約8分)
http://www.city.itoshima.lg.jp/site/jinkencenter-toppage/access01.html
定員:300名 (事前申し込み優先、余裕があれば当日受付可)
参加費:無料 
--<内容>-----------------------------------------------
●基調講演 「三陸の海を取り戻すために山に入る」
   NPO法人吉里吉里国 理事長 芳賀 正彦 氏
  http://kirikirikoku.main.jp/
   糸島市志摩野北出身、66歳。24歳で青年海外協力隊員として
   エチオピア等に赴き、昭和51年に、妻の故郷である岩手県大
   槌町吉里吉里地区に移住。今回の大津波で家は全壊したが、
   家族(3名)は全員無事。現在、仲間と共に森の整備を通じ
   た地域復興に取り組んでいる。
●話題提供 「糸島の森林と林業」 
    糸島市林業研究グループ 会長 吉村正春 氏
●座談会  芳賀さんを囲み、会場と共に語り合おう
 進行:志賀 壮史 (ふくおか森づくりネットワーク) 
--------------------------------------------------------------- 
主催 ふくおか森づくりネットワーク http://fukumori.dreamlog.jp/
後援 福岡市、糸島市
協力 糸島木の駅プロジェクト実行委員会 NPO法人いとひとねっと 

=====<申し込・お問い合わせ>================================= 

電  話:080-6438-4268

Eメール:fukumori-jimu@freeml.com

申込み専用FAX:092-642-2878(川崎宛て)

申込みWebフォーム:http://goo.gl/TF74NM 

====================================================================

※この企画は、福岡県の森林環境税を活用した「福岡県森林づくり活動

 公募事業」による「森の講座/私たちの森は今」の第1回として実施します

※「森の講座」今後の予定

 第2回「福岡のシカ-現状と課題-」1110日(月)1830分~2030

 第3回「ゆりかごからはじまる生涯“木育”
   ~みんなを活かす木のおもちゃ~」
1127日(木)1830分~2030

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【もりじゅん】

森を守る人たち

ふくおか森づくりネットワークではこの秋、
連続講座 『森を守る人たち ~杣人、行政、NPO~』 を
開催します。
森を守る人と出会う全3回の講座を通じて
私たち一般市民にでもできる森の守り方や森とのかかわり方を
皆さんと一緒に考えたいと思っております。

各回個別のお申し込みも歓迎しておりますので、
ぜひご参加ください。

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(転送歓迎)
チラシはこちらから↓
https://dl.dropbox.com/u/1800194/fukumori2012.pdf
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  連続講座 
   『森を守る人たち ~杣人、行政、NPO~』
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
■シリーズ1:現地ツアー 
「森と林業、そして杣人に会いに行く」
日時:10月20日(土)  8:00~17:30 

秘境・杣の里、八女市矢部村を訪ね、森を見学します。
また、林業に誇りを持って取り組む林家の方々から、
山で暮らし山を守る喜びとご苦労、次世代に贈る
森林への思いをうかがいます。

講師・案内:矢部村愛林クラブ
昭和37年発足の林研グループ(林業技術の向上、
普及活動などを行う林業者の団体)。
平成5年からは、小学生を対象とした林業講座を行うなど、
20代~60代のメンバーが活発な活動を展開している。
平成9年度全国林業グループコンクール、農林水産大臣賞受賞。
http://www.foresternet.jp/app/srch1/get_file/11471

アドバイザー:福島敏彦さん(福岡県林業技術者連絡会)

行程
     7:45  集合 (天神に集合の予定)
     8:00  出発 
     9:00  八女市参加者合流 (八女伝統工芸館駐車場)
     10:20 八女市矢部村着 
          森林見学
     12:30 昼食休憩と見学
          八女津媛浮立館
           http://www.city.yame.fukuoka.jp/kankou/yabe/furyukan.html
          八女津媛神社 
           http://www.city.yame.fukuoka.jp/kankou/yabe/yametu.html
     13:30  森の座談会
     15:00  八女市矢部村出発 (八女市内で一部降車)
     17:30  出発地点に帰着、解散 

  ※森林見学は、作業道を歩きますので、軽登山ができる服装
   (靴)が必要です。
  ※森林見学は、植林したばかりの山、間伐された山、木を伐り出し 
   ている山などを予定しています。
  ※乗降地は、福岡市内と八女市内の各1ヶ所に設けます。
  ※希望者には、昼食に矢部村の「杣の里弁当(別途600円)」をご用意します。
  ※集合場所等は参加受付後、こちらからご連絡します。
  ※必ず事前の申し込みをお願いします。
     参加費:2,000円  定員:40名(高校生以上)

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■シリーズ2:シンポジウム
「高知県の事例に学ぶ ~人と森のつなぎ方~ 」
日時:11月8日(木)18:30~20:30

高知県は全国で最も高い森林率を誇り、森林を活かしたさまざまな
事業が展開されています。
その中で今回は、全国で最初に導入された「森林環境税」の取り組みを中心に、
都市住民にもできる“森を応援する方法”ついてご紹介していただきます。

講師:出口 和樹(でぐち かずき)さん 
高知県林業振興・環境部 林業環境政策課 木の文化(きのぶんか)担当。
平成2年、高知県庁に林業技術職員として入庁。
主に森林・林業行政に従事し、
現在は、森林環境税を担当している。
http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/030101/kankyouzei.html

進行:志賀 壮史 (ふくおか森づくりネットワーク)
会場:福岡市中央区舞鶴2-5-1 あいれふ10階 講堂
アクセス: http://www.kenkou-fukuoka.or.jp/access/index.html
              http://www.kenkou-fukuoka.or.jp/facilities/10f.html
参加費:500円※学生は無料  定員:100名

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■シリーズ3:シンポジウム
  「暮らして守る福岡の森と村 九州北部豪雨災害を経験して」
  日時:11月29日(木)18:30~20:30 

1994年、黒木町笠原の2軒の農林家が中心となり
都市の人が農林業作業を体験・応援する「山村塾」をつくりました。
この夏、笠原地区は豪雨災害にみまわれ、一時孤立しましたが
地域の人は自ら道をひらき、助け合って過ごしました。避難所を
運営し、復興支援ボランティアの窓口となった山村塾事務局長より、
災害から見えてきた山村の暮らしについて、都市の人へ語って
いただきます。

講師:小森 耕太(こもり こうた)さん 
山村塾事務局長
大学時代に山村塾の活動と出会い、2000年4月に山村塾事務局
スタッフとして八女市黒木町に移住。地域の農家と連携し、里山保全
活動、都市農山村交流活動を企画運営してきた。
7月14日の豪雨災害を受けて笠原地区の復興支援に力を注いでいる。
http://www.h3.dion.ne.jp/~sannsonn/
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/shoku/koushi/k05/post_219.shtml

進行:志賀 壮史 (ふくおか森づくりネットワーク)
会場:福岡市中央区舞鶴2-5-1 あいれふ10階 講堂
アクセス: http://www.kenkou-fukuoka.or.jp/access/index.html
              http://www.kenkou-fukuoka.or.jp/facilities/10f.html
参加費:500円※学生は無料  定員:100名

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主催 ふくおか森づくりネットワーク
後援 福岡市、八女市 
※この企画は、福岡県の森林環境税を活用した
 「福岡県森林づくり活動公募事業」として実施されます。

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【お申し込み方法】

氏名、参加希望講座名、所属(ある方のみ)、
連絡先(電話、FAX、Eメールのいずれか)

上記内容を下記までご連絡ください。
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  【参加申し込み・問い合わせ】
  ふくおか森づくりネットワーク
  TEL:080-6438-4268
  FAX:092-683-0640
  Eメール:fukumori-jimu●freeml.com
  (●を@に変えてください)

◆ 当日の運営ボランティアを募集しています。
     詳しくはお問い合わせください。

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【ふく森】

九州の林家

栗屋さん 山にて1 - コピー


先日、85歳の篤林家さんが7年前に植林したという山を見せてくださいました。そのとき「自分が子どもの頃によく見ていた曲がりくねったメアサが、最近では真っ直ぐ太くなっている」と言われていました。メアサとは、杉の品種の一つで、霧島神宮のご神木でもあり、太く大きくなる「晩成種」と言われています。ただ、そのおじいさんが植えられた7年生のメアサもそうでしたが、びっくりするほど幹が曲がっていて、どう見ても除伐した方が良い劣性木に見えます。これが100年経つと、真っ直ぐになってぐんぐんいつまでも成長するなんて、にわかには信じられない感じです。


九州の杉の品種は100種類以上と言われています。

また、日本には92万戸の林家さん(保有山林面積が1ha以上の世帯)がいらっしゃいますが、自分の家の山がどこからどこまでという境界を知らない方や、「山に行ったこともない」と言われる方も少なくありません。だから、たとえばこのメアサのように、「この木を100年後まで育てて行きましょう」と言えるような林家さんというのは、実は日本の林業においては、超希少な存在です。


100年後の日本の経済や住宅事情がどうなるかなんて誰にも分からない。

それでも、木を育て山を守り続けている林家さんって確かにいます!

そこにある価値観って、刹那に生きる私には痛いほど大切だと感じます。

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さて、冒頭のおじいさんが、教えを受けに行かれていた先生は、栗屋克範さんと言われます。 (写真は、栗屋さんが講師をされた育林に関する研修会の様子)

 

明日、11月3日に福岡市中央区に栗屋さんをお招きした講座を予定しています。
山との縁が薄い都市の方に、100年も200年も山を継いで行く意味について語ってくださいます。
栗屋さんのような林家さんをたくさん知る作家の浜田久美子さんもご一緒です。


『日本の森、九州の森の声を聞く ~ 森の持つ力 ~』
日時:11月3日(水・祝) 13:00~17:00

まだ、お席に余裕があります。

もし、ご興味がございましたら、ぜひご参加ください。

(事前にお電話いただいた方が確実です)


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【もり じゅん】

報告「野生動物と共存できるか?」10/15

10月15日、連続講座シリーズ2
「野生生物と共存できるか?」が
高槻成紀先生をお招きして開催されました。
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シカは何でもたくさん食べる動物。
先生の最初のフィールドであり
えさの量が島のバイオマスだけに限られる
金華山のシカの紹介からお話が始まりました
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大雪の年、ひづめを雪にとられて動けなくなり
えさも少ないため小鹿がたくさん死にます。
シカは定期的に寒さが訪れる日本の季節に
適応し毎年子供を産むよう進化してきました。
しかし温暖化のため寒い冬は訪れなくなり
シカは増え続けています。
草や木の芽生えも食べるため森の次の世代を
担う植物が育たなくなっていることが福岡ふくめ
日本中で起きています。
シカが草や木の芽生えを食べつくすと
落ち葉の枯れ葉も食べ、そのことで山の表面の
土も流れ出す事態にまでなっています。

ハンターが高齢化し減っていることも
シカが増える大きな原因とのこと。
その背景には日本の農山村に人が
住まなくなり、シカやサルが
里に出てくるのをこわがらなくなった
という社会的状況があるということを
お話し頂きました。
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休憩時間に参加者みなさんにポストイットへの
記入で質問を出していただきました。
後半はそれをもとに進行志賀壮史さん
から先生におたずねをし話題を深めていきます。
シカについての理解を深める質問からはじまり
これからの私たちとシカとのつきあいについて
触れて行きました。

あとの方に出た質問をひとつご紹介。
「シカを減らすため狼の導入はどうでしょう」
「自然のことをシカと狼の2種の中でだけ考えると
複雑な自然界のつながりを見落とすことになります。
また地方により自然の形は違うためそれぞれ
シカの暮らしも異なります。
自然には人が未知のことが多くあることを
忘れてはいけないでしょう。
そして役者を元にもどせばいいという単純なことではなく
日本という舞台も大きく変わっています。」
といったお話がありました。

野生動物との共存を考える時、シカは目立つ問題だけれど
それだけでなく身の回りの動植物に関心をもち続け、
その素敵さ、起きている変化などを発信し続けるということが
大切ではないか、という事が最後に語られました。

人もまた地球の一員。
この中で他の生物と共存していくことを改めて
考えた時間でした。
そしてそれが可能な社会をつくり次世代に
渡して行くことの大切さ。

遠路お越しいただきました高槻先生、
ともに講座をつくった参加者の皆様
ありがとうございます。
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【しばりん】続きを読む

報告「山里の声を聞く」

ふくおか森づくりネットワークが実施する
連続講座の初回「山里の声を聞く」が
9/28開催されました!
 
講師 渋澤寿一さん 
「私は連続講座の初回で皆さんに
山里の大切さを知っていただきたくて
来ました」という言葉からお話は始まりました。
コピー渋澤寿一氏
イマドキの高校生100人が森の名人
100人にお話を聞きに行き原稿にし
毎年100編のレポートを掲載した
冊子を出す事業。
 
偏差値教育の中「勉強ができなければ
生きていけない」と言われ続けて育った彼らが
自然から生み出されるものを使って仕事をし
暮らす人=森の名人という存在を初めて知り
衝撃をうけること。
そして話しを聞く中で深い共感が生み出されること
が語られました。
 
続けて日本人が大陸棚の地下資源に注目はするけれど
過疎地の森が売られることに関心をもたないことについて。
その価値観で地球を次世代に繋いでいけるのか。
他の国々の人たちとともに考える時を迎えていること。
 
また日本人が身につけてきた自然とつきあう
作法を豊富な事例を示されました。
それを知る山里の知恵を聞くことの大切さ。
みんな感動したり、うなずいたりの時間。
コピー ~ 参加者8
後半はみなさんからポストイットで出された
質問を受けて 進行 志賀壮史さんが渋澤先生に
おたずねし話題を深めて行きました。
コピー ~ 会場風景
森林ボランティアについて
自然が好きで人が好きでないことがある。
聞き書きをする人は人が好きなので
コミュニケーションを結びやすい。
観察、間伐、里山保全、何からはいってもいいのだけれど
地元の人からみえる自然など人を必ず絡める必要性を
話してくださいました。
 
最後に、、人に心を寄せ人の話を
聞くことは 人を勇気づけること。
それは宗教とか芸術、愛という分野かも
しれない、それが若者に伝わらないと
森はよくならない、という言葉は参加者一同の
胸を打ちました。
渋澤さん、ありがとうございました。
ともに時をつくった参加者の皆様 ありがとうございました。
 
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ふくおか森づくりネ...

ふくもりメモ
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★2019ふくもり企画★
『災害と向き合う森林と市民のこれから』
第13回森林と市民を結ぶ全国の集いin福岡から10年企画

報告書ができました!

fukumori2017F


★2016 森の講座★
『森と親しむ』

報告書ができました!

ダウンロードはこちら↓(6MB)
fukumori2016



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